夏のガーデンを彩るガザニアを、育ててみませんか?
ガザニアの花を見たことがあって名前は聞いたことがあるけど、それ以上の情報は何もわからない人もいると思います。
ここではガザニアの育て方を知る前に、先に知っておきたい基本的な情報をご紹介します。
【ガザニアの花の特徴をご紹介!】
ガザニアは南アフリカ原産の花で、原種は40種類ほど分布されているといわれています。そしてヨーロッパを中心に品種改良されてその種類は200種類以上にもなりました。
日本で出回っているガザニアの花は、ヨーロッパなどで品種改良されたものです。
ガザニアは秋に種まきをすると春に花を咲かせて、秋まで繰り返して花を咲かせます。暑い夏には強いのですが湿気にとても弱く、湿度対策をしなければ梅雨の時期に枯れてしまいます。
そして太陽の光を好むことも大きな特徴で、開花時期の昼間でも日がささない曇りや雨降りの天気では花は咲きません。そして花が咲いても夕方になると、花を閉じます。
ガザニアの草丈は15cm~40cm程度です。長く伸ばした茎の先端に5cm~10cm位の直径の丸い花を咲かせます。花びらをぴんと伸ばして咲く姿が勲章に似ていることから、「勲章菊」と名づけられました。
花の色は黄色・赤・白・オレンジ・ピンクで、二色咲きやストライプが入るものもあります。花びらの形も丸みを帯びたものや先端がとがったものなど種類によってバリエーションがあります。
花びらの枚数はどの種類も、だいたい15~16枚に統一されています。葉の色や形も品種によって違いがあり、羽状に半裂するものもあります。
【まとめ】
ガザニアの特徴をご紹介しました。
ガザニアの原種は多年草で南アフリカなどでは宿根性として冬を越しますが、園芸品種は冬の寒さに弱いため1年草として扱われます。しかし温度管理ができる場所で多湿を避けて育てると、次の春にも花を咲かせることができます。日本の場合は寒さよりも、湿度が高いことのほうがガザニアの生育に大きな影響を与えます。