観葉植物のグズマニアは、一度咲いたら二度咲くことはありませんが、植え替えをすることで新たなグズマニアとして育てていくことができます。自分で育てていくグズマニアは、観賞用としても楽しめますが、手間を加えて育てていくので成長を楽しめるのも魅力です。そこで、観葉植物のグズマニアの植え替え方法を中心に、植え替えや育て方のコツについてもご紹介します。
【観葉植物のグズマニアを植え替える方法と育て方のコツとは?】
観葉植物のグズマニアは、色が鮮やかできれいな花になるのに、一度しか咲かない花なのが残念に思いますよね。でも、グズマニアは、生育期を過ぎると少しずつ枯れていく過程の中で、しっかり子株を誕生させる植物です。花を咲かした株元は失われますが、子株から植え替えをして環境が適していればしっかり育っていく観葉植物です。
つまり、植え替えといっても、花後の子株を鉢に植え替えて株を更新させる形で植え替えします。植え替えする時に、大きくグズマニアを育てるなら、グズマニアよりも一回り大きめの鉢植えを用意しましょう。
グズマニアの植え替える方法は、まず、子株が出始めて株元が少しずつ枯れていき始めたら、子株を切り取って他の鉢植えに植え替えます。子株は、株元が枯れ始めてから株分けすることになりますが、その目安は、子株の葉数が10枚以上ほどにもなった時が植え替えのタイミングです。子株を切り取ったら、子株の根元を湿らせた水苔でしっかりとくるんで輪ゴムで止めてから、新しい鉢植えに植え替えをします。
こうする理由は、そのままの子株を植え替えても根が腐ってしまうからです。また、この時に、鉢の底には、大粒の軽石を敷くか、発泡スチロールをちぎって敷いて、上げ底してから植え替えをするのがコツです。植え替えた子株が、自生できるようになるまでは約1ヶ月から2ヶ月ほどはかかります。
この期間はかなり長いので、植え替えたグズマニアの様子を見て生育が遅いと感じたら、生長を促す為に肥料を与えてみましょう。肥料は、2ヶ月に1回ほど生育の時期に、化成肥料か発酵油粕を1000倍に稀釈したものを与えます。
肥料を与える場所は、水やりと同じく筒状になっている部分に与えるようにします。品種にもよりますが、グズマニアの生育の時期は、5月から10月頃なのでこの時期に肥料を与えますが、冬の寒い時期は肥料を与えるのはやめておきます。
肥料は、成長時期なら効果的ですが、グズマニアは気温が低い寒い季節は、水の吸収も遅く生長も遅いので、成長の遅い時期に肥料を与えると「肥料焼け」の発生率が高まる傾向にあります。
植え替えの用土には、水苔単用にするかヤシ殻などがグズマニアは適しています。株がしっかり固定されるように植え替えましょう。
まとめ
グズマニアを植え替えたら、しっかり育つように、筒状の部分に常に水が溜まっているように水分を吸収しやすいように育てましょう。
では、グズマニアの植え替え方法のポイントをまとめました。
□観葉植物のグズマニアを植え替える方法と植え替えのコツ
・グズマニアよりも一回り大きめの鉢に植え替えて株を更新させる
・子株が出始めて株元が少しずつ枯れていき始めたら、子株を切り取って植え替えする
・子株の葉数が10枚以上ほどにもなった時が植え替えのタイミング
・鉢植えの底に大粒の軽石を敷くか、発泡スチロールをちぎって敷いて上げ底してから植え替えをする
・成長が遅い場合は肥料を与えるが、冬の寒い時期は肥料を与えない
自分の手で植え替えたグズマニアは、成長が楽しみですよね。色鮮やかな花苞が顔を出したら開花時期は思いっきりいい花を咲かせてもらいましょう!