グズマニアは、空に向かって手を広げるようにきれいな形で咲く植物です。グズマニアは、一度花を咲かせてしまったら、もう花を咲かすことはないので子株を植え替えて育てていきます。そこで、グズマニアの植え替えに最適な土についてご紹介します。
【グズマニアの上手な育て方!グズマニアの植え替えに最適な用土は?】
グズマニアは、花が咲いた株はもう花を咲かすことはありません。つまり、いったん花がついた株元は、枯れてしまうので育てることはできません。その代わりに子株を出して、その子株を植え替えすることで新たに花をつかせます。そしてその子株も株元として花を生育期を終えたら、子株をまた出して枯れていくというスタイルがグズマニアの生育サイクルとなっています。ただ、株元が枯れるのは子株を出して枯れるということです。
なので、植え替えしないで、花後に出てきた子株を分けて株を更新させます。グズマニアの植え替えに最適な用土は、水ゴケ単用かヤシ殻などです。グズマニアは、もともと木々に着生して育つ特徴があるので、たっぷりの水ゴケかヤシ殻チップの用土に植え付けるのが適しています。子株がぐらつくような不安定な状態ではなく、しっかり用土を詰めてぐらつきがないように植え替えるようにします。
植え替えしたグズマニアが生育期の5月から10月になったら、水やりは葉っぱの根元の部分に水を溜めるようにして行います。グズマニアは、このようにして水を吸い上げて成長していきます。注意したいのは、常に水を溜めておくことは大切ですが、同じ水を溜めた状態にしておくと、水が古くなりそこから茎が腐ってしまう場合があります。
多湿を好むグズマニアですが、せっかく植え替えたグズマニアを大切に育てるには、古い水がいつまでも溜まっている状態は良くありません。グズマニアが与えられた水を吸収して、しっかり入れ替わる程度に水やりを行うようにしましょう。
ただ、冬の11月から3月は、少し筒の底に水が溜まっている程度にして、あまりに溜まり過ぎていると感じたら、鉢植えを逆さにして水を減らすように工夫してください。かといって、乾燥し過ぎてもグズマニアがうまく育ちません。
特に乾燥する季節は、霧吹きで株元や葉っぱに水を拭きけるなどして、グズマニアが好む湿度を保つように心がけましょう。
まとめ
グズマニアの花は、数か月経過しても色あせることなく楽しませてはくれますが、花があせてきたら、そのままで放置せずに茎から切り戻しましょう。
花があせると、植え替え前の子株に栄養が行き渡らなくなって元気がなくなります。
では、グズマニアの植え替えの用土についてもう一度復習しておきます。
・グズマニアの植え替えに最適な用土は水ゴケ単用かヤシ殻など
・しっかり用土を詰めてぐらつきがないように植え替える
・与えられた水を吸収して、しっかり入れ替わる程度に水やりを行う
・冬の11月から3月は、少し筒の底に水が溜まっている程度の水やりを
グズマニアは、中南米で自生していた植物なので、その特徴を理解して湿度をある程度保つような工夫をして植え替えを成功させましょう!