春になると花壇や花鉢をにぎわすヒヤシンスの花。皆さん一度は見たり、聞いたりしたことはあるのではないでしょうか?ヒヤシンスはスイセンやチューリップと並ぶ秋植え球根です。秋に球根を植え、冬を超えて春に花を咲かせます。
ヒヤシンスの栽培の歴史は古く、500年以上前から栽培の歴史があると言われ、神話などにも登場します。かつては2000種以上の品種があったと考えられていますから驚きですよね。そんなヒヤシンスの球根を植える時期や方法とはどのようなものなのでしょうか?
ヒヤシンスの球根の地植え
ヒヤシンスには大きく分けて二つの栽培方法があります。庭や鉢植えに植えて育てる土植えの場合と容器に水を入れて育てる水耕栽培と言われる方法です。土植えでは毎年花を咲かせることができ、球根を増やすことなども可能です。一方、水耕栽培では翌年に花を咲かせることが難しく、花の重さで容器が倒れてしますなどのことがあります。せっかく育てるのであれば毎年綺麗な花を咲かせて欲しいですよね。では、ヒヤシンスの地植えの方法とはどのように行えば良いのでしょうか?
ヒヤシンスの球根の地植えの方法
10月~11月に球根を土に埋めてあげます。球根を植える土は水はけの良い土を選びます。10月~4月にかけて球根が成長しますので球根を埋めてしばらくは水をあげるのを忘れないようにします。埋める前に土に肥料を加えていれば花が咲くまでは肥料を入れなくても問題なく育ちます。ヒヤシンスは次々に花を咲かせますが、咲き終わった花を放置しておくと株が種を作るためにエネルギーを使ってしまい弱ってしまうことや咲き終わった花が葉に付着して葉が傷むこともあるため手で咲き終わった花は取り除くようにします。5月くらいからヒヤシンスの球根は休眠期になりますので水やりの頻度を長くします。球根を植えて2~3年したら球根を掘り上げましよう。ヒヤシンスの花を咲かせるポイントはある程度寒い環境においてあげることです。室内で栽培している場合、冬の時期には外に出すなどしてある程度寒い環境に置くようにしましょう。
【まとめ】
春の訪れを教えてくれるヒヤシンス、一言でヒヤシンスといっても花の形、色、香りなど様々なものがあります。色によって花言葉も異なり、とても楽しめる植物です。自分が育てたヒヤシンスが毎年綺麗に咲いてくれたらとても嬉しいと思います。少し手間をかけることで花もこちらの気持ちに答えてくれますよ。