春になると花壇や花鉢をにぎわすヒヤシンスの花。皆さん一度は見たり、聞いたりしたことはあるのではないでしょうか?ヒヤシンスはスイセンやチューリップと並ぶ秋植え球根です。秋に球根を植え、冬を超えて春に花を咲かせます。
ヒヤシンスの栽培の歴史は古く、500年以上前から栽培の歴史があると言われ、神話などにも登場します。かつては2000種以上の品種があったと考えられていますから驚きですよね。そんなヒヤシンスに毎年キレイに咲いてもらうためにはどのようなお手入れが必要でいつ頃行えばいいのでしょうか?
ヒヤシンスの花後の処理
ヒヤシンスはたくさんの小さな花を次々に咲きますが、咲き終わった花を放置しておくと株が種を作るためにエネルギーを使ってしまい弱ってしまうことや咲き終わった花が葉に付着して葉が傷むこともあるため手で咲き終わった花は取り除くようにします。このときハサミなどを使ってしまうと花茎が傷ついて雑菌が入ってしまうことがあるため手で摘み取ってください。葉も光合成のために必要なので花茎や葉を傷つけないように注意が必要です。
翌年も花を咲かるための花後の手入れ
ほとんどの方は花が咲いたまま放置して花が枯れて終了というケースが多いと思います。ヒヤシンスは花後からしっかりと管理をしてあげれば、翌年以降も綺麗に花を咲かせてくれます。慣れた方であれば一つの球根を増やすこともできます。
ヒヤシンスは2月から4月に花を咲かせます。花が終わってしますと葉を刈り取って球根を掘り出す人がいますが、花が終わってすぐに葉を刈り取ってしまうと光合成が行えないため球根に栄養を蓄えることができなくなってしまいます。そのため花茎が枯れるまでは放っておきましょう。庭植えの場合は2~3年放置しても花は咲きますが、球根を掘り上げ乾燥貯蔵を行えばより綺麗な花を咲かせることができます。
【まとめ】
春の訪れを教えてくれるヒヤシンス、一言でヒヤシンスといっても花の形、色、香りなど様々なものがあります。色によって花言葉も異なり、とても楽しめる植物です。自分が育てたヒヤシンスが毎年綺麗に咲いてくれたらとても嬉しいと思います。少し手間をかけることで花もこちらの気持ちに答えてくれます。