丈夫で育てやすいマリーゴールドは、初心者にオススメの花となっています。メキシコ原産の花で日本名は万寿菊や孔雀草と言われたりしています。フレンチ系とアフリカン系の2つに分かれます。フレンチ系は草の丈が低く、アフリカン系は草の丈が高くなります。
花の色はバリエーションに富んでおり、黄色・オレンジ色・クリーム色などがあります。また、花びらも一重咲きや八重咲きなどさまざまです。初夏から初冬にかけて庭や花壇を彩りよく楽しませてくれる花です。
またマリーゴールドは、害虫を寄せ付けない花としてもよく知られていますが、そんな丈夫なマリーゴールドでも不幸にして害虫や病気に負けてしまうことがあります。
万が一、害虫や病気になったときでも、早めの対応や処置で、被害を最小限に抑えることができるかもしれません。マリーゴールドの病気もさまざまなものがあります。
今回、その中でも立ち枯れ病という病気があります。立ち枯れ病とは一体どのようなものなのでしょうか。またどのような対策法があるのでしょうか。
マリーゴールドの立ち枯れ病とその対策。
立ち枯れ病は、マリーゴールドの地面近くの茎が黒色になり、ぶよぶよとして柔らかくなり凹んでいます。下の葉っぱが黄色く変色して、株の根元の茎から腐っていきます。
どんどん細くなって根が腐っていき最終的には枯れてしまうことから立ち枯れ病、または株腐れ病などと言われています。
成長期にかかりやすく、土壌の表面に白っぽいカビがでてきたら注意が必要です。土壌の中だけでなく、病原菌が胞子となって空気中で感染することがあります。
葉っぱには、病斑が現れ紫褐色になり、最後は褐色色になり枯れます。花は咲かずにツボミのまま褐色になり枯れてしまいます。
立ち枯れ病の発生の原因としては、土壌の中にいるカビの一種が原因です。冬を越し、茎が土に接することでカビが付着し、そこからカビが侵入します。
そこから、カビが増殖します。立ち枯れ病を予防するためには、植え付け前に、土壌の消毒をするのが最適ですが、もうすでにほかの植物を植えているときには、ほかの植物の影響を考えると、この方法は難しいです。
ほかの植物に影響のない薬剤を使用することが適切です。オススメの薬剤は、フロンサイド剤です。主に、土壌の殺菌・消毒ができます。
効果が長期間続くので、1度使用し殺菌すると土が原因の病気を予防することができます。病気になってしまったときは、病気になった葉は除去し償却処分します。
病気が発生した土壌には、ほかの株などの栽培は避けることが望ましいです。
まとめ
丈夫で育てやすいマリーゴールドでも、害虫や病気にかかってしまうと、たちまち枯れて市しまうことがわかります。せっかくのマリーゴールドも枯れてしまうと楽しめなくなります。そのためにも、立ち枯れ病の予防対策をしっかり行い、しっかり観察をすることで病気の早期発見にもつながります。