今回はユリの雄しべの取り方をお話ししていきたいと思います。
みなさんはユリの雄しべってどの部分か分かりますか?
もちろん、ユリの花の中にあるのですが、鼻の中央にあるものが雌しべ。
その周りにある6本あるものがありますよね。いわゆる花粉がついているもの。
それが雄しべになります。
では、なんで雄しべを取ろうと思ってるの!?と不思議に思う方もいらっしゃるかと思いますが、このことについても詳しくお話ししていきたいと思います。
ユリ 雄しべ 取り方
ユリの雄しべをどうして取るの?取り方も教えて!
そうなんです。どうしてユリの雄しべを取るのか、疑問に思いますよね。
この、雄しべを取る、という行為は切り花として飾る際に行います。
その理由として受粉させないようにするからなのです。
どうして受粉させないようにするのかというと、受粉させてしまうと、植物は種を作り出そうとしますよね。
種を作り出すというためにユリが持っている力を出し尽くしてしまうのです。
その結果、切り花にして飾っていたユリは早く枯れてしまう、というわけです。
せっかく美しいユリの花、長く楽しんでいたいですよね。そういうことで雄しべを取るのです。
また、雄しべをそのままにしておくとだんだんユリの雄しべから黄色い粉が落ちてきてしまいますよね。ユリの黄色い花粉、服につくと取れない!
そして、猫を飼っているご家庭の方は猫にとってユリは命を奪いかねない毒のあるものになってしまいますので、花粉が猫に触れないように雄しべを鳥のどいておく必要があります。
では、どうやって雄しべを取ればいいでしょうか。
一番手っ取り早いのは開花後にすぐ雄しべを取ってしまうことです。
なぜなら、そのままにしておくと触るだけで黄色い花粉が舞ってしまうから。
雄しべの先の葯(やく)と呼ばれる部分を指でつまんで上にひっぱるだけで簡単に取れてしまいます。
黄色い粉が出ていている場合はティッシュなどでつまんでとるといいでしょう。
まとめ
ユリの花粉、実は結構厄介なモノ。
服についてしまったり、この花粉で花粉症の人は反応が起きてしまうこともありますので、切り花にしているユリは早めに雄しべを取り除くようにしましょうね。