アマリリスは病気に強い植物ではありません。球根の状態でも常に病気になる可能性が存在しています。突如として現れた赤いシミは何?これって病気なの?今回は、アマリリスの球根にまつわる病気のお話をしていきます。

 

アマリリスの球根に考えられる病気って?

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アマリリスでもっとも警戒すべき、そしてかかりやすい病気は赤斑病です。赤斑病とは春から初夏と秋に発生する病気です。けっして発症率は高くないのですが、球根や葉、茎に赤い斑点模様が生じるのです。葉に生じた斑点は紡錘形に拡大していきます。その後に黒いかびを生やしていくのです。

原因はスタゴノスポラクルティシーというかびの一種です。かびですから水はけが悪かったり風通しがよくないと大量に繁殖してしまいます。球根も腐りやすい環境になっていると、この赤斑病にかかるリスクも高まってしまうのです。

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アマリリスの球根に赤いシミが!

かびの繁殖による病気ですので、球根の状態でも発病するおそれがあります。アマリリスの球根の表面に赤いシミのようなものが出てきたら、赤斑病のサインです。

もし赤斑病を発病してしまったら、残念ですがその球根は廃棄しておきましょう。十分な栄養を確保できていない状態ですし、他のアマリリスも育てている場合それらも発病してしまう危険があります。

球根ではなく、すでに植えて成長したアマリリスに赤斑病が見つかった場合、アマリリスが密集しないように風通しを良くしておきましょう。土が多く水を含み過ぎないようにすることも肝要です。他には発病した箇所は見つけたらすぐに切り取り、廃棄するようにしましょう。

 

まとめ

高温多湿の梅雨の時期、長雨の続く秋など、湿気が多く水分を多く含みがちな時期は特に赤斑病にかかりやすい季節です。赤斑病の一番の温床は多湿ですが、カリ肥料の不足も発病のリスクを高めてしまいます。

水はけのよい環境、風通しの良い環境を用意するに加えて、カリ肥料を適度に与えてあげることで予防に繋がるかと思います。