ゆりは、地植え、鉢植え、切り花とそれぞれの楽しみ方ができます。球根の植え方や植える時期はいつが良いのか、どのくらいの間隔で植えるのかをみていきたいと思います。
ユリの球根を植える時期は、10月~11月がもっとも良い
ゆりの球根を植える時期は、一般的に10月~11月とされています。地域によっては1月頃まで植えつけが可能です。
ただし、ゆりは一定の期間寒さに耐えさせることで、またキレイな花を咲かせてくれるのですが、そのためには、温かい室内ではなく外気と変わらない暗室で保管しましょう。
秋以降に植えつけると、ゆりの球根の状態や生育に影響が出る可能性があります。なるべく10月、11月の丁度良い気候を逃さず植えつけをすませましょう。
ゆりの球根は鉢植えと地植えとで、植え方が違う
ここからは、ゆりの球根の鉢植えと地植えで違う、植え方についてすすめていきます。まずは鉢植えの植え方からです。上根がしっかりと根を張れるようなるべく深く植えつけをしましょう。球根の高さ一個分以上の深さまで入れます。
地植えの場合は、土壌の深さ30センチ以上をよく耕し、球根の高さ1.5から2倍の深さに植え込みます。地植えのほうは、2、3年くらいは植え替えなくても良いでしょう。
それでは、なぜ球根を深く植えるのかというと、上根と下根それぞれに役割が異なります。上根は水分、栄養分を吸収するため、下根はしっかりと体を支える役割があります。
もし浅く植えてしまうと、上根の出る部分が少なく栄養をしっかり吸収する事ができなくなってしまうのです。
ユリの球根を植えつける間隔はどのくらいか?
では、ゆりの球根はどのくらいの間隔で植え込みをすれば良いかをみていきます。鉢植えならば、球根の大きさによって鉢植えの大きさを選び、一つの球根のみで植え込みをしいましょう。
地植えの場合、水はけを良くするために、直径の約3個から4個分を開けると良いでしょう。先ほど植え方についてでも触れたように、上根と下根の活動が十分できるように、植え込んでいきましょう。
まとめ
ゆりにとって、植える時期や植え方がとても重要になってきます。適期で植えられるかで、次の年もキレイに咲くかが決まります。
球根の植え方としては、上根と下根の役割を理解し、植えつける鉢植えの大きさや、管理する場所などを予め用意しておきましょう。そして、長く、美しく咲かせられるようにしたいですね。