つつじの花粉をまじまじと見る機会はあまりないとは思いますが、かなり特徴的になっているのですよ。花粉の特徴や形、大きさを調べていきましょう。
【ツツジの花粉の形】
つつじはおしべの先から花粉が出ています。アゲハ蝶やマルハナバチといった昆虫がきて花の奥の方にある密をなめています。花弁はラッパ状になっていて花粉がついた昆虫が他の花にも飛んでいき、一番突出しているめしべに接触し、受粉をします。つつじの花は花粉が繋がっているように見え花粉を指につけるとさらっとはしていますが、糸を引いたようになっているんです。めしべには時期になると粘液が出てきます。顕微鏡でみると惰円に見えますが粘着糸という糸状のものがでているんです。これらは共に受粉しやすいように自然にそういうしくみになっているんですね。
【ツツジの花粉の大きさ】
つつじの花粉の大きさを肉眼で確認することは難しいのですが、顕微鏡でみたところ、約0、075mmほどです。つつじの花粉には糸を引いた粘液上のものがありますが、顕微鏡でみるとそれはしっかりうつっていて本当に糸の様になっています。つつじの花粉は昆虫によって運ばれ受粉しますが、少しでも受粉しやすくなるようにそういう仕組みになっている自然の知恵なのかもしれませんね。
【まとめ】
つつじの花粉の特徴、形や大きさについてですが、つつじはおしべの先から花粉が出ています。受粉するには風その他の場合がありますが、つつじの場合は、アゲハ蝶やマルハナバチといった昆虫が主です。蜜を吸うためにはけっこう奥にありますので昆虫の長い口を駆使しなければなりません。そのためか、つつじの花は花粉が糸でつながっているようになっています。肉眼でははっきりとはわからないかもしれませんが、顕微鏡でみると明確に見えます。また、花粉の大きさですが0,075mmと、これもまた顕微鏡でみないとわかりません。そこには、しっかりと糸状の物がうつっています。花粉自体は一概には言えませんがやや楕円気味とでもいう感じの形をしています。