5月になると街中でも多く見かけることのあるツツジなので、ツツジを見た事がない人というのは少ないかもしれません。しかし、ツツジには非常に多くの品種があり、そのすべてを知る人はなかなかいないでしょう。この記事では、ツツジの品種のひとつであるオオムラサキについて、調べたことをまとめました。
【ツツジのオオムラサキってどんな種類?】
オオムラサキは、ツツジの中ではもっとも大きな花を咲かせるのが特徴的です。
普通は「オオムラサキツツジ」と呼び、これは平戸ツツジの一種です。
洋風和風を問わずに、アレンジメントや盆栽などに使用でき、もっともポピュラーな低木の一つと言われています。ふつう、ツツジといったら平戸ツツジを示すことが多いです。
オオムラサキツツジは、4月から5月にかけて咲く鮮やかな紫色の花で、ツツジのなかではもっとも大きいためよく目立ちます。
熱さや寒さにとても強く、上部で育てやすいため、庭木のなかでも初心者が育てやすいとされています。道路沿いや、公園などに列植され、目隠しなどの役割を果たしていることも多いです。
流通量が多くて比較的入手しやすいですが、ポピュラーな品種のため、珍しいもの好きな人には物足りなく、通好みとはいえないです。
しかし、見た目はとても華やかで、美しいですよ。
【オオムラサキツツジの学名は?】
一般的にはオオムラサキツツジ(大紫躑躅)と呼びますが、学名ではRhododendron pulchrumと言います。オオムラサキツツジはヒラドツツジの一種です。
ヒラドツツジは、長崎県平戸市で改良された品種群で、江戸時代より数多くの華やかな品種が作り出されている。名前の「ヒラド」は、この地名からつけられたと考えてよいでしょう。平戸は今でもツツジの名産地となっています。現在、ツツジは300種を超える園芸品種があるといわれており、オオムラサキツツジもその中のひとつです。
まとめ
いかがでしたか?今回はオオムラサキについてご紹介いたしました。オオムラサキと聞くと蝶々の名前も連想できますが、ツツジの品種にもオオムラサキという名前の花があることには驚きました。美しくて大きなオオムラサキツツジ、是非探して見てくださいね。