スミレはスミレ色と言われるくらいですから、紫色のイメージが強い花だと言われています。
しかし、紫色の花の咲くスミレは様々な種類があり、一見しただけでは、見分けるのが難しいようです。
そこで今回の記事では、紫色のスミレの種類について説明したいと思います。
スミレの種類の中で紫色の花が咲く種は?
スミレにはたくさんの種類があり、花の色も紫、白、黄色、薄い空色など様々だと言われています。
しかし、スミレと聞いて多くの人が思い浮かべるのは、濃い紫の花を咲かせる種類のようです。
濃い紫の花を咲かせるスミレの代表的な種はスミレですが、他にもヒメスミレ、ノジスミレ、コスミレなどがあり、よく似ているため見分けるのが難しいとされています。
4種のスミレの見分け方としては、葉の形や葉の柄の部分に翼と呼ばれるひらひらした部分があるかどうか、側弁に毛が有るか無いかなどを観察すると良いそうです。
スミレ 花色は濃紫色 側弁は有毛 葉はへら型で柄に翼がある
ヒメスミレ 花色は濃紫色 側弁は有毛 葉は披針形で柄に翼はない
ノジスミレ 花色は濃紫色 側弁は無毛 葉はへら~披針形で柄に翼はない
コスミレ 花色は淡~濃紫色 側弁は無毛 葉は卵形~楕円形で柄に翼はない
濃い紫色の花を咲かせるスミレは、上記のようによく観察すると違いがあるとされています。
また、コスミレはスミレよりもやや花が小さく、ノジスミレは全体に毛があるそうです。
しかし、自生する地域によって多少違いがあり、愛好家の方でも区別するのが難しいと言われています。
さらに上記の4種の他にも濃い紫色の花を付ける、葉が葉柄の先につくアカネスミレ、花に香りのあるニオイタチツボスミレがあるそうです。
まとめ
本来のスミレ色と言われる色の花を咲かせるスミレは、色々な種類があり、1種だけを見ただけでは区別するのが難しいと言われています。
見分け方にはポイントがありますが、地域によって変異種などもあるため、違いが分かりにくいそうです。
道端で濃い紫色のスミレを見かけた際には、上記のポイントを踏まえてよく観察してみると良いですね。