スミレは手を掛けなくても育つ植物だと言われ、初心者の方でも育てやすいそうです。
ただし、植えたままを嫌うため、定期的に移植を行うことが大切です。
また鉢植えの場合にも、根が傷まないように植え替えを行う必要があるそうです。
そこで今回の記事では、スミレの移植時期と方法について説明したいと思います。
スミレの移植に適した時期はいつ頃?
スミレは多年草ですが、寿命は意外と短く2~3年と言われています。
また、生育環境の選り好みが激しく、環境が気に入らないとさかんに閉鎖花を付けて種を飛ばし、すぐに枯れてしまうこともあるそうです。
庭に地植えする場合、植えられた環境が気に入れば根付くこともあるようです。
スミレは株が大きくなったら移植を行いますが、株を増やしたい場合には同時に株分け、根伏せを行うようにすると良いと言われています。
移植時期は株に元気のある春と秋が適しており、最高気温が20℃位の9月下旬ごろ、もしくは育ち始める前の3月頃が良いそうです。
鉢植えの場合は、苗の成長に合わせ、一回り大きな鉢に植え替えますが、スミレは根が良く伸びるため、深めの鉢を用意するようにしましょう。
また、市販の鉢植えを購入した場合は、花が終わったらすぐに大き目の鉢に植え替えるようにしましょう。
スミレは種まき、株分け、根伏せで数を増やすことができる植物です。
スミレは種がたくさんできますので、、採取し播ききれなかった分は冷蔵庫で保管できるそうです。
株分けはスミレの移植時に行いますが、根元の自然に分裂している部分か、もしくは分裂しそうな部分を手で分け、別々に植え付けます。
この際に、傷んでいる根や枝は切り取るようにしましょう。
根伏せは根を使って増やす方法で、スミレの根をほぐし、若い根を5~6㎝の長さに切り整え、親株と同じ用土に植え付けます。
この際に切り口が少し見える程度に土をかけるようにしましょう。
その後は水切れを起こさないように発根まで管理します。
まとめ
スミレは厳しい環境でも育つことのできる強い植物ですが、環境が気に入らないと次の世代の種を飛ばして枯れてしまうことも多いそうです。
環境さえ合えば、手間をかけすに綺麗な花を咲かせてくれるようですから、その種類のスミレに合った環境を探してあげると良いですね。