アジサイは梅雨の時期に花を咲かせ、ジメジメした雨の日を美しく彩ってくれますよね。そんなアジサイですが、美しく花を咲かせる上で気をつけなければならない病気もあるのです。そのうちのひとつに「褐斑病」がありますが、これがまた厄介な病気と広く知られています。
褐斑病は非常に感染力が強い病気で、前年に褐斑病にかかった株がある場合は、ウイルスを持ったまま越冬していることも多いため褐斑病にかかってしまうと確実なウイルスの死滅が必須になるのです。
今回はアジサイの褐斑病の対策と効果のある薬剤についてご紹介します。
アジサイの褐斑病!薬は?
褐斑病とは、ウイルスが原因で起こる植物の病気です。初期症状はポツポツと褐色の斑点が葉の表面に浮き出る程度ですが、進行すると斑点が巨大化し一部が枯れて穴があいてしまい、その結果発育不良を起こしてしまいます。
梅雨のような長雨による多湿や葉と葉の間の風通しが悪いなどという環境からウイルスが蔓延する原因となりますので、梅雨時期に最盛期を迎えるアジサイは特に気をつける必要があります。
もしアジサイの葉が密集している場合は葉の間をすいて通気性をよくしてあげましょう。
また、感染力が強いため褐斑病と見られる葉は落ち葉を含めて早急に取り除き、焼くか地中深くに埋めるなどしたうえ、周辺へのウイルス拡散を防ぐため、薬を散布するという対策をとりますよ。
褐斑病に効果のある薬剤は「ダコニール1000」「フルピカフロアブル」などの希釈タイプの農薬と「ベニカXファインエアゾール」などのそのまま使えるスプレータイプの農薬があります。
他の農薬との混用できるかなど様々なことを考慮した上で使用する農薬を選んで頂けたらと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はアジサイの褐斑病の対策と効果のある薬剤についてまとめてみました。アジサイの病気のひとつである褐斑病は密集している葉は随時間引き通気性をよくすることや原
因であるウイルスを繁殖させないことで防ぐことができるということがわかりました。繁殖してしまった場合は「ダコニール1000」「フルピカフロアブル」「ベニカXファインエアゾール」などの薬剤を用いて駆除するということも併せてわかりました。
一度発生してしまうと本当に厄介な褐斑病!最盛期に美しい花を咲かせるためにも病気を発生させない努力を怠らないようにしましょう。