バラの花を育てていると、順調に育っているものの中に、葉っぱが数枚出たものの、そのまま成長が止まっているものを見つけたことがあると思います。これらは出開きやブラインドと呼ばれる症状なのです。今回は、この出開きとブラインドの原因と処理方法についてご紹介させていただきます!
バラの出開きとは?原因は何だろう?
バラの芽から葉っぱがいくつか出たところで、成長できなくなってしまったものを出開きと呼びます。枝から2センチほどの枝のすぐ近くで成長が止まっているものです。この状態になると、いつまでたっても葉っぱが増えません。これは残念ですがもう花が咲くことはないのです。
せっかく育てたバラの芽がなぜこのような出開きになるのか原因をいくつか紹介すると、雨が続いた事による日照不足や反対に水やりが少ない事による水切れ、肥料の過不足、根詰まりや根が育っていないなどの様々な原因が挙げられます。これらが原因でバラに花を咲かせる力が残ってないから出開きという状態になるのです。
特にバラが芽を出そうとする3~4月あたりによく発生するようです。出開きを見つけたら、状態をみて処置をしましょう。他の花の邪魔になるようだったら付け根からカットします。処置をすることで風通しがよくなり病気の予防にもなります。邪魔にならないようであればそのままでも構いません。
バラのブラインドとは?処理のやり方は?
蕾をもてるほどに枝が伸びているのに、途中で成長をやめてしまった状態のことをブラインドと呼びます。ブラインドも出開きと同じくいつまでたっても花が咲くことはないのです。
他の健康な枝との区別は、ブラインドになってしまった枝は、先の方が細くなっているので見分けがつくでしょう。ブラインドになった枝の処理方法は、5枚葉の少し上のあたりでカットして、付け根にある芽を育てます。いわゆる剪定のようなイメージです。このままうまく育てば、枝の脇から芽が伸びて花が咲くことがあります。こまめに様子を観察してみましょう。
まとめ
今回は、バラの出開きとブラインドについてご紹介しました。
出開きもブラインドもどちらもバラが花を咲かせるだけの元気がない時に現れます。この原因は様々ですが対処することによって他の順調な枝を枯らさずに済みます。
出開きは成長することはなく花は咲きませんが、ブラインドは状況によってはまた芽を出すことがあります。原因を考えるとバラを育てるのは奥が深いなと思いますね。
しっかり様子を観察してお世話することが大事ですね。