アヤメの球根を掘り出したら、次のシーズンまで保存しなければなりません。
この記事では、アヤメの球根を保存する方法についてご紹介いたします。
アヤメの球根の保存方法は?
アヤメの球根はあまり市販されていないので、花の終わりのころに採集するひつようがあります。まず、花がおわりかけたら早々に花を茎ごと切り取ります。しおれた花をそのままにしておくと、栄養がそちらにも流れてしまうので、球根が肥りません。
茎を切り落とすときは必ず葉っぱを残してください。葉っぱが多く残っていると、球根が肥りやすくなります。
液体の肥料などを与え続けると、健康的な球根が育つでしょう。
葉が約3分の1から半分ほど黄色くなり、元気がなくなってきたら、堀りあげる時期です。晴れた日を選んで掘り上げましょう。5月末~6月頃が適していると言われています。
球根は薬品を使わなくても保存はできますが、乾燥させる前に薬品を使って消毒するというやり方もあります。
掘り上げた球根を水洗いし、薄めた消毒液に30分ほど浸します。球根用の消毒液を使うようにしてください。
球根の保管方法は、土を落として葉はつけておき、日陰で一瞬間かけて乾燥させます。
球根が十分に乾いたら葉を切り取り、古い皮や根、茎などを取り除いていきます。冬、極端に寒くなる地域は凍らないように気を付け、春まで冷暗所で保管します。
ネットなどに入れ(ダンボールや紙袋でも大丈夫です)、風通しの良い涼しい場所(日陰)を選び、植える時期まで保管するようにしましょう。
ポイントは、球根を十分に乾燥させることです。水分が残っていると、カビや腐りの原因となります。たとえ涼しく乾燥した場所でも、ビニール袋に入れて保管してしまうと、球根は腐ってしまいます。球根も生きていますので、ビニールなどの通気性の悪い環境での保管はしないようにしましょう。
球根を傷めないように保管し、植える時期を迎えれば成功です。
まとめ
いかがでしたか?今回はアヤメの球根の保管方法についてご紹介いたしました。花が終わった時期から、球根の堀りあげのための作業を初めて、丁寧に保管してあげることが重要です。