昔から、日本でも西洋でも親しまれているあやめ。紫色のすずしげな花を咲かせてくれる、初夏の花としてとても有名です。この記事では、球根からあやめを育てる方法についてご紹介をいたします。是非参考にしてくださいね。
アヤメの球根からの育て方は?
あやめは種からも球根からも育てることができますが、性質はほぼ同じです。
まず、あやめを植える場所についてですが、あやめは日当たりがよい場所をこのみます。そして、日当たりにさえ気を付けていれば、比較的手間をかけずに育てることができるとも言われています。
日陰すぎたり、日照時間が短すぎたりする場合、花つきが悪くなってしまうので注意が必要です。
あやめは苗で売られていることが多く、球根で出回っていることはほとんどありません。ですので、球根から育てたい場合は、まず花が終わったころに球根を掘り上げるひつようがあります。
花が終わる六月ごろに採取し、乾燥させたものを次のシーズンまでとっておいて植えましょう。
あやめは咲くのに三年かかることもあり、気長にじっくり育てたい方に向いているお花といえます。長くまった花が咲いたときは、達成感がありそうですね。
あやめは寒い季節である12月~2月以外でしたら育て始めることができます。おすすめは、しばらく寒くならない4月や5月のころに植えるのがよいです。
約一か月すると目が出て来るため、そのあとは土の表面が乾いたら水をあげましょう。水やりの基本は「乾いた土にたっぷりと」です。
日当たりと水はけのよい場所を選び、球根同士の間隔は20センチ以上開けるようにしましょう。
肥料は、即効性のものではなく、ゆっくりと効いてくる緩効性のものが適しています。与えすぎは逆効果となる恐れがありますので、控え目に与えるのがコツです。
花の季節が終わり、花がかれたら、花がらははやめに摘み取りましょう。そのほうが、栄養を枯れた花にもっていかれなくて済み、葉やほかのつぼみが元気に育ちますよ。
まとめ
いかがでしたか?今回はあやめの球根からの育て方についてご紹介いたしました。
球根を保存しておくのにひと手間かかりますが、大事にしていた球根が無事に目をだしたときの感動はひとしおでしょう。