梅雨の時期に咲く植物というと紫陽花を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?道端に咲いて居たり、家でも育てることができるようです。雨に濡れた紫陽花は風情があり、ジメジメとした嫌な季節でも紫陽花が嫌な空気も爽やかにしてくれますよね!そんなあじさいに毒があるという話を聞いたことはありますか?それは本当なのでしょうか?それでは今回は、あじさいに含まれる毒の成分についてご紹介します!
紫陽花に毒があるってホント?成分は?
全部のあじさいに毒があるのかは分かっていませんが、一部に毒を持つ紫陽花がある事は確認されているそうです。京都薬大がいくつかのあじさいを調査した結果、中国四川省さん紫陽花からは毒が検出され、京都産の紫陽花からは毒が確認されなかったようです。
そのため、品種や個体によって毒が有ったり無かったり、成分の含有量が違うのではないかと言われています。
今までに見つかった毒成分は、植物由来の有毒成分である「青酸配糖体」と「抗マラリア成分」「嘔吐性アルカロイド」という成分です。
この毒が含まれている紫陽花を万が一口にしてしまった場合には、嘔吐、痙攣、歩行困難、酷い場合には呼吸困難や昏睡などを引き起こしてしまう可能性があるので注意しなければなりません。
紫陽花の有毒成分は口に含まない限り危害を及ぼすことはないので、触っても問題はないようです。葉に含まれている有毒成分はそこまで多くはないので致死量に達することはありあせんが、料理としあじさいの葉を出された場合には食べない方が良いそうです。
イヌやネコなどの動物があじさいを食べたり、かじってしまった場合、最悪数日で死に至る可能性があるので、散歩中などは注意しなければなりません。
あじさいにかたつむりが乗っている絵などを見ることもありますが、それは人間が意図的にあじさいに乗せたものなのでカタツムリの習性上紫陽花の上に乗るということはないようです。それは毒があるからという訳ではないようです。たとえ乗ったとしてもかたつむりや昆虫は消化液がアルカリ性なので紫陽花を食べても中毒症状を起こすことはないようです。
まとめ
今回は、あじさいに含まれる毒の成分についてご紹介しました。梅雨の時期に咲き、よく見かけるあじさいに毒があると聞くと少し怖いイメージもありますよね!しかし、全部の種類に毒があるという訳ではないようです。品種や個体によって毒があるものやないものもあり、毒の成分の含有量も違うようです。あじさいを口にしてしまった場合、嘔吐、痙攣、歩行困難などの症状が現れ、酷い場合には呼吸困難や昏睡状態になってしまう可能性もあるので、むやみに口にすることはおすすめできません!