青色の紫陽花にするためには酸性の土壌が必要になります。綺麗な青色を作る為の酸性度をご紹介します。
青色の紫陽花にするための土作り
赤系の紫陽花を青系にするとなると数年単位で時間がかかります。元々の色が強い場合は中々色が変わらなかったり、紫色のまま青色に変化しないことも。なので、青色の紫陽花を作りたい場合は元々から青系の色の紫陽花を選んでください。
・青色の紫陽花に適した土
土壌は水はけのよい弱酸性の土を用意します。
水はけを良くする腐葉土と弱酸性の園芸用の土である赤玉土を7:3の割合で配合します。
土の配合のやり方は重さではなく容量ではかります。
慣れた人は目分量で出来るようですが、初心者の方は小ぶりな鉢やスコップなどで1杯分ずつはかりましょう。
成分が偏らないようにはかった土は必ず混ぜてください。
上記ならば腐葉土が7杯分、赤玉土を3杯分まぜたら出来上がりです。
これだけだと青系にはなりやすいものの、紫色に近い色になる可能性が高いので肥料も与えます。
肥料は花が咲く4月と5月に硫酸アルミニウムを薄めたものを3週間おきに2〜3回与えます。
・青系の紫陽花により適した土
土壌は酸性の土を用意します。
赤玉土とフミン酸などの有機酸が含まれている酸性の土である未調整ピートモス、中性の改良土バーミュキュライトを4:4:3の割で配合します。
自分で配合をしなくとも園芸用品店に青色紫陽花用の土が売ってありますので、そちらを使ってもよいでしょう。
土を酸性に保ってもリン酸を多く含んだ肥料を与えると土のアルミニウムが吸収されてしまい、鮮やかな青にはなりません。肥料を与える場合にはかならず成分を見て、リン酸があまり含まれていないものを与えましょう。
酸性度にあまり影響しない青色の紫陽花
品種改良によって強い青みをもった紫陽花もあります。土の酸性度に左右されにくいですが、強めのアルカリ性の土が混ざると毒々しい色になってしまいます。常に弱酸性に土を保ち、きれいな青色の状態で咲かせましょう。
青みの強い紫陽花の品種をいくつかご紹介します。
・ブルースカイ
茨城県で作られている青いアジサイ。
手まり紫陽花でその名の通り青空のようなきれいな色をしています。
・ブルーステッキ
大型の花が咲く品種です。
・日向の青てまり
半てまり形の紫陽花です。
濃青紫色が美しく、他の紫陽花よりも目を引く存在です。
まとめ
青色の紫陽花を作るには専用の土や肥料を購入すると便利です。慣れてきたら自分でオリジナルの土を作って色を調整してみるのも楽しいですよ。