アンスリウムは、熱帯地方原産の常緑多年草で、我が国では室内鑑賞用として人気の観葉植物です。日頃の管理も簡単で育てやすいので多くの人に愛されています。
ここでは、アンスリウムの魅力と特徴、その育て方や日常の管理の仕方についてご紹介いたします。
【初心者のアンスリウムの育て方】
アンスリウムはハート型の花のように見える色づいた部分が葉から変形した仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれています。アンスリウムの花は、仏炎苞の中にある肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる所に小さな花が密集して咲きます。肉穂花序は黄・緑・白と色が変化します。アンスリウムの魅了は、仏炎苞のさまざまな色を楽しめる観葉植物として人気があります。
アンスリウムを育てるには、土と肥料が重要になります。
土は水はけの良いバーライトに赤玉土とビートモスを同量に配合した用土が適しています。
肥料は効果が1~2か月と長続きする緩効性肥料を春から秋にかけて堆肥することをおすすめします。
アンスリウムは水やりも重要です。生育期には、鉢の土の水が乾燥したら水をあげましょう。但し、あまりやり過ぎると根腐れをしますので、鉢の底の受け皿に水が溜まらないように注意しましょう。
また、冬場になると水やりは用土や水苔の表面が乾いてから2~3日程して水やりをしましょう。葉は多湿を好みますので、年間を等して適度に霧吹きで葉水をしてあげましょう。霧吹きで葉水をすることで葉に適した環境を与えるとともに病害虫であるハダニの予防にも効果があります。
置き場所は強い直射日光のあたる場所は避けましょう。太陽光のある室内の日陰が良いでしょう。カーテン越しに太陽の光を感じられる場所などが最適です。太陽の光が届かない場所は日照不足で花が咲かなくなることがあります。
【まとめ】
アンスリウムは水やり、肥料、置き場所に気をつければ育て方は難しくありません。葉の緑と仏炎苞のさまざまな色が大変魅力的で、多くの人に人気のある観葉植物です。日頃の管理をすれば、室内のインテリアとして長い間楽しめます、鉢の種類や仏炎苞の鮮やかな色の組み合わせで色んなバリュエーションが楽しむことができます。
ぜひ、自分で育ててアンスリウムの素晴らしさを感じてください。