観葉植物のアスプレニウムで比較的多いのは、昆布のような形の葉が根元から波打っているものではないでしょうか。しかし、ツンベルギーという品種の葉は細長く先が尖った形状です。1枚1枚の葉は芯に小さな葉が規則正しく無数に並んで付いているような形状です。切れ込みが深く外に丸く広がっているので遠くから見るとレースのように涼し気できれいです。このアスプレニウム・ツンベルギーという品種についてご紹介します。
アスプレニウム・ツンベルギーの特徴
アスプレニウム・ツンベルギーには「プラスチックファーン」とか「ラビットファーン」と言う別名があります。葉の触感が硬めで、ごわごわしたプラスチックのように見えるからでしょうか。また、1枚1枚の葉がうさぎの耳のように細長いからかもしれません。観葉植物として流通する時には「プラスチックファーン」と呼ばれることの方が多いかもしれません。
葉は鉢からはみ出して横に広がります。高さよりも横方向に外に広がるので存在感があります。レースのようで涼し気な様子から夏のシェードガーデンに使われることもあります。プラスチックのように硬い手触りと言われますが、上に向かってピンと縦に伸びていくというよりもゆるやかにしなって横に伸びたりやや下方向に垂れたりするので、吊り鉢で飾るのも素敵です。
暑さ寒さには比較的強いと言われていますが、葉が変色するので直射日光は避けます。冬は気温5度を下回らないような環境が適しています。
【まとめ】
アスプレニウム・ツンベルギーの葉は芯に細かい葉がたくさんついたような切れ込みの深い形状をしています。離れて見ると涼し気なレースのようでとてもきれいです。インテリアとして存在感のある観葉植物ではないでしょうか。上に向かって生えるよりも葉がゆるやかにしなって横に広がるような形になります。葉を触ってみると硬めで、プラスチックのようにごわごわしているため別名をプラスチックファーンと言います。温度や水やりの管理は必要ですが比較的育て易いと言われています。アスプレニウム・ツンベルギーの葉の美しさを楽しんでみるのはいかがでしょうか。