暑さには弱く、北海道を代表とする清楚なイメージとして人気のあるスズランの花ですが、白く咲く小さな花には可愛さがあり、育ててみたいと思う人も少なくないはずです。
一般的に初心者でも育てやすいと言われるスズランの花ですが、スズランを球根から育てるには、どのようにしたらいいのでしょうか?
スズランの球根の育て方は?
スズランを育てるポイントとして、まず水やりは日陰に植えているため基本必要ありません。ですが、雨があまりに降らない日が何日も続いているようでしたら、様子をみてあげましょう。
場合によっては水やりの必要がありますが、鉢植えでのスズランも基本はいりません。土の表面をみて、乾いた状態であればあげる程度で大丈夫です。
肥料は鉢植えの場合は必要ですが、地植えの場合は必要はありません。用土に養分の高いものを植え付け時に混ぜてあれば、それだけで十分でしょう。
植物につきものの害虫は、毒をもつすずらんはあまり寄せ付けません。ですが「ハムシ」と呼ばれる害虫のみ、葉を食い尽くしてしまうので、数匹程度であれば駆除したほうが望ましいです。
スズランの球根の植え方や最適な時期とは?
スズランは寒さに強いと言われてはいますが、だからといって日陰を好むというわけではありません。適度に日当たりがよくないと花つきが悪くなります。
もちろん直射日光ばかりだと傷んでしまうので、半日陰が一番望ましいです。また、水はけが良い土地がいいので、土の上には腐葉土や堆肥を混ぜてあげるのも良いでしょう。
植え方の手順としては、鉢植えでも地植えでも基本同じです。ポットから取り出したあと、軽く根についた土を落とし、もし他の根より長いものがあれば切りそろえてあげます。
そして、芽の頭が少し土から出るくらいでいいので、浅く植えます。そのあとは水をたっぷりとあたえてあげましょう。
スズランは毒が強い植物です。どの作業中でも素手で触ることがないように、手袋などをして作業を行うようにするのが望ましいです。
球根を植える最適な時期は、4月~5月または10月~12月に行うと良いと言われております。それは根や茎へのダメージが、最小減に抑えることができるからとも言われております。
まとめ
スズランは暑さに弱いですが、水はけのよい土と風通しが良い場所であれば、きれいなスズランが咲き誇ります。
ですが、毒をもっている植物であるということは、忘れてはいけません。ペットや小さいお子様がいるご家庭では間違って口にすることがないよう、スズランの花の取り扱いに注意をする必要があります。