大きくなっても、1メートルにしか育たないダリアの中で、皇帝ダリアは5mほどまで成長する品種です。秋空に咲くダリアの姿は“ダリア界の王様”と呼ばれるほどです。球根から育てることができるのですが、もっと増やしたいという方に今回は「挿し木」の方法で増やしていく方法をお教えしたいと思います。
ダリアの育て方について
春以降に苗を植えたら、10月には蕾をつけて、11月には大きな花を咲かせます。皇帝ダリはや寒さに弱いため、霜の降りる地域では育てることが難しいかと思われます。成長していくと5メートルほどまで大きくなるため、支柱をつくって倒れないようにしてあげることをお勧めします。
皇帝ダリアの挿し木方法
3~5月が苗を植える時期に適しています。挿し木して育てたものを使っても構いません。とにかく、高く育つ品種のため高く育てる場合は「地植え」、コンパクトに鉢植えすることも可能です。その場合は、切り戻ししなくてはいけません。あとは、球根から育てる方法もあります。差し木の作り方としては…
- 寒さで枯れる前に茎を用意切り落とす。
- 茎を1~2節暗い輪切りにする。(30~50㎝が適切)
- 節があるのでこれを目安に、上3~5㎝ 下7~10㎝ 間隔で切る。
- 切り分けたものを、水を多く含んだ水コケで包み、ポットで管理していく
- ポットではなくても、ペットボトルの容器でも可能。
(水コケではなくても、根本が乾燥しないように管理すればOK)
- 節から新芽が出るのを確認しながら、風通しの良いところで寒い間(霜が降りなくなるまで)保管する。
- 4~5月ごろに植え付けを行う。
皇帝ダリアの茎は固いため、のこぎりではないと切断するのが難しいので、道具の準備をしてください。冬の間は乾燥を避けるように管理をしてください。しかし、水のやりすぎは腐らせてしまう原因にもなりますので、水はけも確認するようにしましょう。
【まとめ】
家に庭がある方は、庭で育てていくのがベストかと思います。背が高い品種を楽しんでいただけます。もし、庭がなければ鉢植えで育てることもできます。大きく育っていくため、定期的に摘心を行って育てていきましょう。挿し木がうまくいけば、周りの方にも配ることができますね!自分に合う方法で、皇帝ダリアを大切に管理して行ってください。