リンドウは、他の植物と同じで水やりと乾燥には注意が必要な植物ですが、用土もリンドウの特性に適したものを用意しましょう。

そこで、リンドウの育て方として、リンドウの用土はどんな種類がいいのかを紹介します。

 

リンドウの育て方:リンドウの用土の種類

リンドウ 育て方 用土

リンドウの育て方として、種から育てることもできます。ただ、発芽からリンドウを咲かせるには、平均二年、最低でも一年はかかることになります。なので、効率からいうと、種から育てていくよりも株分けして、新しい鉢植えと用土を用意して育てていく方法がいいです。

株分けするときには、根を傷つけないようにして丁寧に土から株を抜き取るようにします。根を両手で裂くようにして、枯れた茎や余分な葉などは取り除いて、しっかり剪定をしてから植え替えすると元気な芽と茎が育ちます。

その時に、生育の悪い根があるようならこれも取り除きましょう。株分けの時期は、3~4月の新芽が出る頃が適しています。リンドウの植え替えに使う用土の種類は酸性の用土にします。

リンドウは水はけのよい酸性の土を好む植物です。市販されている山野草用培養土を使っても大丈夫ですが、自分で用土を配合するなら、鹿沼土(小粒)7割に対してピートモス3割で混ぜた用土か、赤玉土(小粒)7割に対して鹿沼土(小粒)4の割合で混合させた用土を使いましょう。

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日本で取れる鹿沼土は酸性に傾いている土です。鹿沼土は、酸性の土を好む植物に使われるのが一般的です。ピートモスも、強い酸性で使う土を酸性に傾けたいときに使うもので、水苔や柳などのコケ類が積み重なって固まっているものです。

ピートモスは、もともと原料が水苔であることから、用土に混ぜると水持ちや肥料持ちが良くなるというメリットがあります。赤玉土は、関東ローム層の土のことで、粒の大きさによって性質が少し異なりますが、基本的に水はけが良く、水もち・肥料もちも良いというバランスのとれた特徴を持っています。

また、リンドウを移し替える時には、根よりも一回りは大きい鉢植えを用意するようにしてください。根がいっぱいになってしまうと根づまりを起こしてしまうので大きめの鉢植えにします。

 

まとめ

リンドウに適した用土と水やり。そして乾燥を防いで適切な環境の中で育てていけば、それに応えるようにまた次の年にも新たな芽が誕生して可憐な姿を見せてくれますよ。