クロッカスと言えば、まだ厳しい寒さの早春一番に花を咲かせて春を知らせてくれる球根植物です。冬の大地から思いかけず
現れた妖精のような可愛らしさと寒さに負けない様子に感動したりしますよね。そんな黄色や白、紫のクロッカスの花をお庭や
鉢植えで手軽に楽しみたいと思いませんか?実は少しのお手入れで毎年咲いてくれる初心者にもおススメな植物なのです。
そんなクロッカスの種類と魅力を紹介したいと思います。
クロッカスの種類は80種以上!その中で人気の種類とは?
クロッカスは地中海沿岸から小アジアにかけて80種以上が知られています。ポピュラーなところでは染料や香料で知られているサフランもアヤメ科クロッカス属で観賞用として園芸店でよく出回っています。クロッカスの特徴としては白い溝のある細い葉とその間から蕾が現れ小さな球根のわりには大きな花を咲かせるところです。6枚の花びらは白、黄、藤青、紫紅、紫絞りの花色がありとても繊細な色合いです。単色で群生の様に植付けたり、好みで色を混ぜたりするのも華やかで素敵ですね。
クロッカスの園芸品種としてはクリーサントゥスを原種としている黄色種とベールヌスを原種としている白・紫系の品種がありますが、ここでは「秋咲き」「寒咲き」「春咲き」に分けて紹介したいと思います。
品種は沢山ありますが、大切な事としては花期を確認して植付ければお花の組み合わせを計画することが出来ますからね!
「秋咲き」としてはサフランがおすすめです。赤いめしべが特徴で土に植えなくても咲いてくれますのでお手軽ですよね。
群生させると美しいクロッカス・スペシオサスは葉が出る前に花が咲き、鉢植えでは花束みたいな可愛さです。幾つか品種があるので揃えたくなります。
「寒咲き」では花底が黄色、花弁先が淡青紫色となる鮮やかなクロッカス・シーベリー トリカラーや品種が多くバラエティに富むアドバンスは選択肢が拡がります。
「春咲き」では明るいオレンジ色や黄色の華やかなイエローマンモスが人気です(2月~3月)。
大きな美しい白い花を咲かせるジャンヌ・ダルクなどもおススメですね(3月~4月)。
他にも沢山ありますがご自分の好みをカタログで見て購入するのも楽しみの一つと思います。
【まとめ】
このように「秋咲き」「寒咲き」「春咲き」と花期が違う様々な魅力を持ったクロッカスがあり、どの品種を選ぶか迷って
しまいそうですよね。ただ球根類の流通は期間限定のお取扱商品なので人気の品種は在庫確認や予約が必要かも知れません。
その為にも早めのガーデニング計画がおすすめです。