寒い時期に花を咲かせはじめ、初夏を迎える頃まで楽しめる花、アネモネ。お庭で育てていると長い間その素敵な花を自宅で楽しむことが出来ます。ではその後見頃を迎え終えたアネモネはどのようにしてあげたらよいのか。適切なお世話をして来年も元気な花を咲かせましょう。

アネモネ 花 終わったら

アネモネの花が終わったらすること

 では花が見頃を終えた6月頃、どのようにするか。 ポイントは花が咲き終わったらなるべく早めに茎を切り、そして出来ればカリの多い肥料を与えます。そうすることによって球根を太らせるのです。そして葉の部分が枯れてきたら球根を堀りあげ土を落とし、乾燥させます。また完全に乾燥したら葉や根の部分も綺麗に削ぎ落し、風通しを良くするためネットに入れて涼しい日陰でつるすなどして保存します。高温多湿に弱いアネモネはこうして夏場は貯蔵します。

 またアネモネは冷たい空気にあてないと芽がでない為、涼しくなってくる秋頃になってから再度土に植えます。その際は、急な水分吸収によって球根が割れてしまわないように仮植えを行います。その仮植えとは土に植える前に涼しい場所で湿らせた脱脂綿などに置き少しずつ水分を吸収させておくことです。すると球根から小さく根が出始めます。

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 根が出始めたら今度はきちんと土に植えてあげましょう。土は少し湿らせておき、約1cmほど土がかぶる程度の深さに植えます。この際もくれぐれも涼しいかどうか確認ののち行ってください。万が一まだ外の気温が高い場合根が腐ってしまう可能性もあります。もしも球根を気温の為戻せなくなってしまった場合は鉢植えにしても良いかもしれません。また植えた直後は水やりを控えましょう。アネモネは多湿にも要注意です。

【まとめ】

 いかがだったでしょうか。アネモネが花を散らしてから2度のタイミングで行いたいことがあります。1つは6月頃の球根を掘り起こし涼しい場所で乾燥させる作業。2つ目は10月から11月の外の空気が涼しくなってきた頃に行う球根を土に戻すまでの作業。どちらも高温多湿な環境を苦手とするアネモネのための工夫です。どうぞその時にあった環境でまた次の時期も元気いっぱいな綺麗なアネモネを咲かせてあげてくださいね。