武蔵の小京都と呼ばれる小川町は、歴史のある街並みや自然が一体となった情緒に溢れた町です。なかでも曹洞宗の寺院西光寺は、歴史的な趣と共に早春の訪れを感じさせてくれます。

 

西光寺は春を告げる花カタクリの群生地として知られており、毎年カタクリのイベントが催され開花シーズンには多くの人で賑わいをみせます。ここでは、小川町西光寺のカタクリについて、アクセスやおすすめの時期をご紹介します。

小川町 西光寺 カタクリ

【春の訪れを感じる小川町西光寺のカタクリ群生地】

小川町西光寺は埼玉県伝統工芸会館の裏側に位置し、境内裏手の斜面がカタクリの群生地です。室町時代後期に創建された西光寺は重厚かつ古風な山門を構えた寺院。カタクリが見頃となる3月下旬から4月上旬には各地より多くの人が訪れ、毎年3月下旬には境内で「カタクリまつり」催されカタクリ湯(くず湯)や甘酒など店がならびます。イベントが催されている期間のカタクリ群生地の立ち入りは基本無料です。

 

また、カタクリの花が咲く頃はサクラも開花を迎える時期です。西光寺は、枝垂れサクラの名所としても有名で、古風な山門と枝垂れサクラの淡い色合いは趣があります。開花のタイミングにもよりますが、カタクリと枝垂れサクラの両方を西光寺で観賞することも可能です。

スポンサードリンク

小川町西光寺へのアクセスは、東武東上線小川町駅発・川越観光バス「小川パークヒル」行きに乗り「伝統工芸会館前」で下車。「伝統工芸会館前」から西光寺までは徒歩5分ほどです。自動車にて訪れる場合には、国道254旧道・道の駅「おがわまち」を目的地としましょう。道の駅「おがわまち」駐車場から西光寺までは徒歩5分。

 

西光寺のカタクリが咲く頃、小川町には多くの人が訪れ境内はもとよりカタクリ群生地はとても混雑します。観賞時のアクシデントにより、カタクリを踏んでしまったり傷つけたりするケースがあるため、鑑賞の際には周囲への配慮を心掛も必要といえるでしょう。

【まとめ】

可憐な淡い紫色の花を咲かせるカタクリ。花を咲かせている期間は短いですが、その美しさは多くの人を引きつけます。春風にそよぐカタクリをみつけに西光寺へ出かけてみてはいかかでしょうか。