カタバミとクローバーはとても間違えやすい植物です。その中に割って入るもう一つ解りづらいのが、オキザリスです。これらの植物の共通点は、基本は一つの成長点を共有する三枚の小葉からなる複葉であるという点です。

しかもよく似ています。しかし、簡単な特徴の違いさえ知っていれば、間違うことはなくなるでしょう。しかも、世の中にはこんなにカタバミとクローバー、オキザリスの誤解であふれているものだと、驚かされるかもしれません。簡単な見分け方のコツをご紹介いたします。

カタバミとクローバー、オキザリスの違い

カタバミ クローバー オキザリス

クローバーはシャジクソウ属のシロツメクサの別名です。もともとはヨーロッパが原産です。日本には、オランダのガラス製品の包装の緩衝剤として詰められていたために、白詰草と名前がついたそうです。

クローバーと比べると、カタバミとオキザリスはカタバミ科カタバミ属であり、クローバーとは全く違う植物と言えます。

なぜ間違えやすいかというと、一般的にクローバーの絵がポスターなどに書いてあるのを見ると、9割以上がカタバミの絵が描いてあります。

それは、幸運を運ぶと呼ばれる四つ葉のクローバーの絵に多いのですが、幸運=ハートというイメージが出来上がっている為に、葉の形がハートの形で描かれています。

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これは間違いです。ハートの形をしているのはカタバミで、クローバーは丸みがかった扇のような形をしていて、白い模様が入っています。形はハートではありません。

ここが決定的に違いますので見分けるポイントと言えます。周りに咲いている花も、クローバーは白やピンクの帽子のような十円玉ほどの花を咲かせますが、カタバミは1円玉の半分ほどの小さい黄色の花を咲かせます。

クローバーとオキザリスの違いですが、基本はカタバミと同じです。それはカタバミの花がきれいな園芸種の事をオキザリスと呼んでいるからです。

花や、葉の大きさ色は様々ですが、ハートの形をしている葉を持っているのは同じです。クローバーと見分けるのは簡単です。

まとめ

四つ葉のクローバーを見つけた!と喜ぶ人が手にしている葉が、四つ葉のカタバミだったというケースはまれにあります。クローバーとカタバミははっきり言うと、カタバミの方が可愛らしくさえ感じます。しかし残念ながら、ハートの形ではないのが本物の四つ葉のクローバーなのです。

でも、喜んでいる人を、あえて否定するのは野暮というものでしょう。相田みつをさんも言っています。幸せは自分の心が決めると。ハートです。