アネモネは春先の2月下旬から5月頃にかけて、鮮やかな花を咲かせてくれます。アネモネという花名は、ギリシャ語の「風」に由来します。ギリシャ神話の伝説にも多く登場し、ヨーロッパでは、昔から美しさとはかなさの象徴とされています。花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」などちょっと悲しいイメージですが、切り花やブーケなどの贈り物としても人気です。アネモネは、実は初心者でも育てやすい植物と言われています。ただ一つ冬越しの仕方がとても重要になってきます。今回は春に綺麗な花を咲かせるため、上手な冬の乗り切り方について調べてみました。

アネモネ 冬 管理

アネモネにとってとても大切! 冬の管理方法は?

 アネモネは秋に植え付けて、冬から春にかけて花を咲かせる植物です。そのため冬の間の管理はとても大切です。球根も種も植え付け時期は、10月以降がオススメです。外気温が5~10℃の気温が最も育ちやすいと言われています。アネモネは冷たい外気(5℃以下)に触れないと、花を付けないという特性もあります。10月頃に植え付けた球根は、しっかりと冷たい外気に当てて育てましょう。冬の寒い時期でも、1ヶ月くらいは日当たりと風通しのよい屋外に出しておきましょう。12月以降になったら室内に入れるといいですね。外で育てる場合、関東より西の地域は、防寒対策の必要はありません。北の地域であれば、霜除け対策は必要です。冬の間、球根は土の中で育ちますが、霜にはやられないように気を付けましょう。水やりは表面の土が乾いたら、たっぷりとやりましょう。10月~3月の間は2週間に1回くらいのペースで液体肥料を与えると花の付きがよくなるそうです。

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1月下旬になると芽が顔を出し、根の活動も活発になってきます。水やりも多すぎると球根を腐らせてしまいますので注意です。庭植えの場合、雨水が十分な場合は水やりの必要はありません。加湿の環境ですと灰色かび病、春の立ち枯病などにかかることもあります。湿度の高い日本の環境はアネモネも苦手です、葉が混み合ってくると、蒸れて環境も悪くなります。早めに黄ばんだ葉を取り除いておきましょう。

2月下旬になりますと、鮮やかな花を次々に咲かせてくれます。日当たり、風通しのよい場所で管理しましょう。長期間楽しむことができます。

【まとめ】

 いかがでしたか?アネモネにとって冬越しはとても大切な時期です。しっかりと冷たい外気に当てることで、綺麗な花を咲かせてくれます。アネモネは寒さに強い植物ですので、気温の高い時期に球根を植え付けてしまうと、発芽もしにくくなるようです。

気温に気を付け、水の与えすぎに注意すれば、とても育てやすい植物です。気軽にトライしてみてください。