アネモネを育てたことのある方や育ててみたいと少し調べたことのある方にとってアネモネは球根を植えるイメージが強いかと思います。ですがそんなアネモネ、一度花を咲かせると種も採取できます。それも花が咲き終わると意外な姿になるのです。多くの場合花が終わると球根の為に花を切ってしまうので、そのあとの様子を見る機会が少ないのかもしれません。一度種を採取してみるのも面白いかもしれませんよ。

 アネモネ 種 採取

アネモネの種を採取してみよう

寒い時期に開花をはじめ、暑くなる頃まで長く花を楽しむことのできるアネモネ。ではそのあと花がどのようになっていくかご存知ですか。じつはタンポポの綿毛にも似た、それでいてびっしりと詰まった灰色がかった綿毛に包まれた種の姿になるのです。タイミングとしては秋に種を撒けるよう、またそのまま放っておいて飛んで行ってしまわないよう、綿毛になり次第採取しましょう。この頃になると葉っぱも枯れてきているので、種を採取し終えたら堀あげすると球根にとっても高温多湿を少しでも避けられるので良いでしょう。

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アネモネの種についている綿毛はどうするの?

アネモネが綿毛になったら種を採取してみましょう。と言っても綿毛のまま採取して放っておくと綿毛の部分からカビてきてしまう恐れがあります。ハサミなどを使って丁寧に取るか、またネット上ではビニール袋に綿毛付きの種と少し湿らせた砂を一緒に入れてこすり合わせることによって取れるという方もいらっしゃいました。このあと例え種と一緒に砂が残っていてもそのまま土に返せるので簡単ですね。試してみる価値はありそうです。どちらにしても種は涼しい場所に保管しよく乾かしておきましょう。乾燥剤と一緒に保管したり冷蔵保存も良いでしょう。

【まとめ】

アネモネは種に綿毛が付いていて風に乗って飛んでいくことから、名前の由来がギリシャ語で「風」を意味しているという説があります。花が咲く姿をよく目にしてもなかなか綿毛がつくことは知られていないアネモネ。ぜひ一度その姿もご覧になってみてはいかがでしょう。植物の成長において色々な姿を見ることができるのもお家で育てるからこその園芸の醍醐味かもしれません。