菊はとても身近な花の一つですね。日本における切り花の品種として出荷量1位の花が菊です。今ではスプレー菊のように花数の多い菊や可愛い形の西洋菊がたくさんありますので我が家で育てている方も多いと思います。

そして菊には挿し木で増やせるという魅力がありますね。でもどうやったらいいのか悩みますよね。ここでは挿し木の簡単な方法をご紹介します。

菊の挿し木のやり方

菊 挿し木 やり方

挿し木とは、植物の枝や葉を切り取り土に挿して増やしていくことを言います。ここで注意して欲しいことはあくまで趣味の範囲内で行うということです。

菊を営利目的で増やして販売することは禁止されていますのでご注意を。菊は生命力の強い花ですので比較的簡単に増やすことができます。

ではその方法を見ていきましょう。

挿し木用の土を準備する。挿し木には通気性・排水性・保水性があり、無菌の土が好ましいとされています。用土、赤玉土(小粒)、鹿沼土(小粒)などに挿せばいいのですが、今は挿し木用の土も販売されているのでそれを利用すると心配ありませんね。

挿し木のための枝を準備する。増やしたい菊の枝の上から10〜15cmのところを斜めに切って2時間ほど水に浸けます。先端の葉っぱが3〜4枚が残っていれば大丈夫です。

挿し木を挿す。しっかり水を与えたら土に深さ2cm程度の穴を空け挿します。そのまま挿してもいいですし、より失敗が少ないのは発根促進剤という調整剤があり、それを切り口に付けて土に挿すと発根しやすくなります。

挿してからは水切れしないように気をつけて、土が乾くか乾かないうちに水やりをすることを忘れないことが大切です。

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菊の挿し木の時期

挿し木に適しているのは生長に必要な温度と湿度の関係から5月頃または10月頃とされています。平均気温が20℃前後あれば良いので室内で同じ環境が作れるのであれば年間を通して可能ではあるようです。

お庭で育てるのあれば5月か10月頃、直射日光が当たらず明るい日陰で土が乾かないように注意して行ってください。挿し木をして1〜1.5ヶ月ほどで根が付きますので、植え替えて定植させましょう。

まとめ

いかがでしたか?菊を育てた方なら来年も咲かせたいと思いますよね。挿し木をすることで毎年咲き続けてくれるなんてワクワクします。

菊は生命力が強い花ですので比較的簡単に挿し木で増やせます。昨年と同じ場所に植えると病気や害虫の被害を受けやすくなりますので、土を入れ替えたり別の場所に植えるよう注意してぜひ挿し木で増やしてみてくださいね。