基本的に挿し木は5月~6月頃に行い、遅くても9月頃までと言われています。これは生育期であれば枝を切ったあとの傷口が復活し易いためです。また、挿し木から発根まで1か月程度かかり、その後通常の鉢などに植え替えるので暖かくて生育期であれば根が安定し易いという理由もあります。

 

冬は気温が下がりカポックの生長が緩やかになるためあまり挿し木には向かない季節ですが、もし挿し木を行う場合にはどのようなことに注意すればよいのかご紹介します。

カポック 挿し木 冬

カポックを冬に挿し木にする場合の注意点

冬はカポックにとって冬眠状態ともいえるので水を吸い上げる力も弱くなります。挿し木には気温20度~25度程度必要と言われますので冬に挿し木をすることはあまりないようです。しかし、暖かい室内に置いておけば発根させることも可能なようです。その際はエアコンの風が直接当たらないように気を付けてください。

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また、気温が低い場合はビニール袋などを被せて温度と湿度を保つ工夫をしましょう。気温が低いと雑菌が繁殖しにくいため切り口などが腐りにくいとも言えます。温度や水の管理をすれば冬でも挿し木で増やすことができるようです。

 

【まとめ】

カポックは台湾や中国南部が原産です。日本で原産地の気候に近い時期は5月~7月頃と言われています。気温が高くて生育期であればカポックは挿し木によるダメージを受けにくいと言えます。または、ダメージからの回復が早いです。ですから通常はこの時期に挿し木を行います。冬は気温が下がりカポックも冬眠状態になるので成長が緩やかになります。挿し木にとって大切な水を吸い上げる力も弱くなっています。

 

しかし、気温が低いと雑菌が繁殖しにくいという面もあります。枝の切り口は雑菌により腐ってしまうこともあるので、気温が低いことが都合よく働くこともあるのかもしれません。ただ、温度管理は気を付けなければなりません。ビニールなどを被せるなどして温度と湿度を保ちましょう。挿し木の鉢を暖かい室内に入れておく場合はエアコンの風が直接当たらない場所を選びます。

 

また、室内でも気温の変化が激しくなる場所は避けるなどして条件を整えてあげると冬でも挿し木で増やすことができるようです。.