成長が早く、葉っぱや枝、茎の伸びが早いカポックは、定期的に剪定が必要になってきます。
葉っぱは、色が悪いなとか、枯れてきたなとか、多くなってきたな、といったように、カットをするタイミングが見てもすぐわかるので、取り掛かりやすいのですが、茎も剪定が必要となったとしても、なかなかわかりにくいんですよね。
これは状態がいいのか?悪いのか?カットするべきなのか?と迷ってしまうかもしれません。

 

ですので、もしも茎のカットを考えている方は、ぜひここでまとめていることを参考にしていただけたらと思います。
カットするときの注意点も書いてあるので、読んでみてくださいね。

カポック 茎 切る

カポックの茎を切るにはどうすればいいの?

では、状態の悪くなってきた茎を見分けるにはどうするといいのでしょうか?

 

・その茎についている葉っぱの色が黄色くなってくる。
 ・茎から葉っぱがしおれてしまったり、枯れてしまったりする。
 ・付け根が下に向いてしまう。
 ・茎全体が黒ずんできている。
こういった状態を見つけたら、茎が弱っていると思っていいでしょう。
茎の健康状態を把握するには葉っぱの状態も見てあげましょう。
茎と葉っぱは対のようなものですからね。

 

まず茎をカットするために剪定用のハサミを用意しなければいけませんが、そのハサミはできれば消毒をしておきましょう!
茎をカットした際に、断面からばい菌などが入り込んでしまうと、さらに茎の健康状態が悪くなってしまいます。
消毒は、殺菌剤を塗ったり、手元になければ火で炙って熱するだけでもいいです。
火で炙るときは、火傷や怪我に十分注意してくださいね!

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切り方についてです。
切ろうと思う茎の、半分ほどから斜めにカットします。
それが何本も茎が派生して生えているのであれば、切ったところから上半分の部分は葉っぱを3~4枚残しておきます。
下に生えている茎は付け根から切ってしまいます。上半分を残す理由は、それを挿し木にして育てることができるからです。

 

もし挿し木にする予定がないのであれば、そのまま廃棄してもらってかまいませんよ。
そんな要領で、余分に伸びた茎を切っていきましょう!
要は、茎の状態が悪くなるのは、伸びすぎたことによってそこまで栄養が行き届かないからなので、遠慮せずバッサリ切ってしまいましょう!

 

ちなみに挿し木にしたい部分の状態が悪くても、個別に育てればまた復活します。
カポックの生命力の素晴らしいところですね!
黒ずんだ茎を切る際は、黒ずんだ部分もちょっと上あたりを、緑の部分を余分に切ります。
ぎりぎりで切って、黒ずんだ部分が少しでも残ってしまっていると、また状態が悪くなります。
カットしたところは、素手で触らないようにしましょう。
これと言って害はないのですが、手についた悪い部分が、ほかのいい状態の茎や幹につくのはよろしくありません。

【まとめ】

茎の状態が悪くなる理由は、栄養が行き届かないことのほかに、鉢で育てている場合、鉢底の水受け皿に溜まった水の廃棄をしていなかったり、水をあげすぎてしまって、根腐れを起こすと特になりやすいので、水の管理に気を付けてあげましょう。