育てている植物を増やす方法に「挿し木」があります。
これは最長中の株の一部を切り取って、発根させて株を増やす方法です。ハーブや多肉植物などでよく行われている方法で、種から育てにくい植物もこの方法で株を増やすことが出来ます。
キンギョソウは花を咲かせている最中に枝分かれや脇芽が伸びるので、カットして風通しを良くしなければいけません。このときにつんだ枝を利用すると、株を簡単に増やすことができます。正しい方法や時期を説明しますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
【キンギョソウの挿し木のやりかたは?時期はいつ頃がいいの?】
キンギョソウを育てると、脇芽がたくさん出てくる時期があります。この脇芽を使って挿し木をして、株を増やすことができます。ガーデニング初心者の人は挿し木と聞くと難しい技術が必要に思うかもしれませんが、やりかたは意外と簡単です。
適している時期は5月から6月で、秋咲きのキンギョソウなら10月頃に挿し木をしても大丈夫です。この頃は花も咲きますが脇芽もどんどん出てきます。
<挿し木の方法>
①挿し木にする脇芽や枝分かれしている部分をカットします。5cm~10cm位の長さになるようにしましょう。
②カットした「挿し穂」の穂先を水に2時間程水につけて水揚げします。
③水揚げしたら挿し木用のきれいな用土に挿して、水をたっぷり与えます。風通しの良い半日陰に置き、土が乾いたらまたたっぷりの水をあげます。
④3週間くらいで発根します。根が十分な長さに成長したら、庭などに植えつけます。
【まとめ】
キンギョソウの挿し木の方法や時期を紹介しましたが、ご理解していただけましたか?
キンギョソウは5月頃になると脇芽などが伸び、それを挿し木に利用できます。また湿気に弱い植物なので、梅雨時に余計な芽や枝分かれした部分をカットすると風通しが良くなります。
カットした部分は最初にたっぷりの水を与えると元気に育ち、1ヶ月近くで根が出てきます。植え付けするまでは日が当たりすぎる場所よりも、半日陰のほうが元気に育ちます。