ユリは球根植物のため、適切な育て方をすれば毎年のように花を咲かせます。白やピンク、オレンジ、黄色などさまざまなユリが室内にある光景はとても優雅で、ユリが持つ良い香りが満ちてきます。

それでは、ユリの室内の上手な育て方とはどのようなものでしょうか。ここでは、室内に置かれるユリの鉢植えの育て方についてご紹介します。

 

室内のユリの育て方ポイント

ユリ 育て方 室内

風通しの良い場所を好む傾向がユリにはありますが、日当たりの良い場所だったり、半日陰が適切な場所だったりと種類によって適した環境がことなります。テッポウユリやヒメユリなどは日当たりを好み、カサブランカやヤマユリ、ササユリなどは半日陰を好むため、種類それぞれの性質を知ることが育て方のポイントです。

室内でユリを育てる場合、球根を植える鉢と鉢底石、用土を準備します。鉢は球根からでる根が十分に張れる大きさの鉢が必要、球根の大きさに対して3倍くらいの大きさの鉢が理想的でしょう。

用土は小粒の赤玉土7に腐葉土3の割合です。ユリは秋植え球根のため植え付けは10月~11月におこないます。鉢に鉢底石と用土をいれユリの球根を植え付けますが、深さがたりないと根がはれず養分を吸収することができないため注意が必要です。深さに目安としては球根1個分の深さが良いでしょう。

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室内に置いてあるとはいえ、やはり乾燥はするものです。乾燥はユリの球根の成長を妨げるため、水やりは欠かせません。土の表面が乾いたら十分に水を与えましょう。もちろん、水のやりすぎは禁物です。過剰な水分はユリの根を痛める原因に繋がります。

肥料は植え付けとのときに元肥として緩効性の肥料を少量加えておきます。肥料の与えすぎも根焼けをおこす原因となるため控えるべきでしょう。芽が開きはじめたとき、花が咲き終わったときに与えるだけで十分です。粒上の化成肥料を根元に少量もしくは液体肥料を与えます。

 

まとめ

ここまで、室内に置かれるユリの鉢植えの育て方について紹介しました。室内で育てるとはいっても、育て方を間違えるとユリは丈夫に育ってくれません。それぞれのユリが持つ性質にあわせた置き場所や、生育に欠かせない用土や水やり肥料の与え方など、ここお伝えしたことを参考にしてみましょう。