ニチニチソウは、原産地が熱帯地方のため「多年草」と記されていますが、日本では、冬は越せないといわれているため「一年草」として記されている様です。ですが、環境によっては冬を越すことができるともいわれています。室内での育て方や冬の越し方について調べます。

ニチニチソウ 育て方 室内 冬

 ニチニチソウの育て方 室内編

①ニチニチソウが好む環境を整える

・室内の1番温かい(日当たりの良い)場所

※最低でも気温(室温)10℃以上であることが望ましい

・湿気の少ない場所

・風通しの良い場所

・1週間に2度ほどは外に出す

※「日差しがない」、「気温が10℃を下回る」などの場合は、外に出さない

 

②土は乾いてから水やりをする

 

③花が咲く時期になったら、1週間に1度の液肥を与える

※液肥の中に開花を促進させる効果のある成分が入っていると、更に良く咲く効果

が期待できる

 

④一般的には葉が8枚以上出たら、思い切って節を目安に半分くらいまで切る

※縦に伸びることを防ぎ、横に枝を成長させて安定感を出すことができる

 

⑤花は花びらが散るのではなく、花全体が抜ける様に落ちるので見つけたら取り除く

※残したままでは、病気などの原因になる

 

⑥花のあとにできるめしべは、その都度、取り除く

※種を取る目的がない様なら、花が小振りになるなどの影響が出るのを防ぐ

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ニチニチソウ 冬の室内

冬、そろそろ室内でも温度が10℃以下になってしまう季節です。地域によっては、室内でも吐く息が白いかも知れません。この様に低温になってしまう環境では、ニチニチソウは、枯れてしまうといわれています。ここが「一年草」といわれる理由です。原産地の熱帯地方は、気温が10℃より下がることがほとんどないそうです。ですから、原産地と同じ環境を日本の室内に求めるのは、簡単なことではないといわれています。

 

ニチニチソウを冬の室内で枯れさせないためには、「室内の温度を下げないことが重要」の様です。冬は暖房を入れ、寝る前には切ります。次の朝の暖房を入れる時に10℃以下になっていなければ、ニチニチソウは枯れずに済むという考え方になりそうです。

まとめ

ニチニチソウを室内で育てるには、「冬」と「冬以外(春、夏、秋)の季節」では育て方が違うことが分かりました。冬以外の季節では、①日当たりの良い場所に置く、②土が乾いてから水を与える、③花が咲く前に肥料を与える、これだけを守っていれば、1年草としてのニチニチソウは立派に役目を果たすことが分かりました。一方、冬を越すためには、①昼間は、日当たりの良い場所に置き、夜は、部屋の中ほどに置き換え、②最低でも10℃以上の気温(室温)が必要で、③水やりは、数日に1度、乾いているのを確認してからにする、に気を付ければ、冬を越すことも分かりました。ただし、日本の気候は夏と冬の気温差が大きいために、ニチニチソウの冬越しは、思っているよりも気を遣うということも良く分かりました。