夏から秋にかけて咲いていたユリが、また次の年に顔をだすのを楽しみに待っていると、時々、発芽していない事があります。いくつか原因としてあげられるのが、球根の植えつける時期と、病気によるものです。

しかし、上手く芽が出るように栽培のコツを掴むことで、球根を枯らさないようにできます。

ユリの球根を発芽させるための、予防と対処方とは

ユリ 球根 発芽

ほとんどのユリは、3月~4月頃に発芽します。このときに発芽をしないものは、植えつけをする時期が遅かった可能性があります。

一般的には、10月~11月とされていますが、暖かい地域なら1月くらいでも発芽はします。また、温室などの場所では、通常より早く発芽をすることもあります。

寒かったり暖かかったり置かれていた環境によって、植えつけの適切な時期が過ぎてしまうと、乾燥のため、球根が傷んだり、病気にかかってしまうことがあります。

一度傷んでしまった球根は、元には戻りません。

また、適切な時期に植えつけを行っても、発芽をしないことがあります。ユリは球根のほとんどがウィルスに侵されており、除去することが出来ません。

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そのため球根が傷んでいたりすると、そこから病原菌が入り菌に侵されてしまうのです。球根腐敗病などは、球根をすぐに植えつけできず貯蔵管理している時に、かかりやすい病気です。

斑点ができ、球根が柔らかくなり、やがて腐っていきます。この病気の予防対策は、球根の消毒処理を行い、虫がつかないよう殺虫剤を散布してから、日陰で乾かしてできるだけ早く植えつけをすることです。

このとき、乾かしすぎないように注意しましょう。もし発病してしまったら、その株を取り除いてしまいましょう。

まとめ

発芽するのを今か今かと待っていて、球根が枯れていたらとてもがっかりしてしまいます。そんな事にならないよう、適切な時期で植えつけをしてあげるだけでも、リスクは大分減ります。お店などで、ユリの球根を選ぶときは傷口がないかをチェックしましょう。

少しでも損傷があれば、そこから菌が感染し病気にかかってしまうからです。植えつけの際によく消毒をして、発芽する前に腐らせないよう、後はしっかりと管理して、たくさんの芽を出していきましょう。