鮮やかな美しい花で魅力的な、アマリリス。お好きな人は多いことでしょう。

アマリリスの花を楽しむためには、球根の頃から開花後までしっかりポイントを押さえながら育て なりません。

初めてアマリリスを育てる方にとって難しいのは、咲かせるまでだけではありません。

鉢植えでじっくり育て、感動の開花を迎えたのは良かったけれど、花が終わったらしなくてはならない処理があります。

しっかりそこを押さえておきましょう。

 

アマリリスの花が終わった後の処理について

アマリリス 花 後

アマリリスの花は多年草です。

しかし、後処理を行わないと、来年の花は望めません。

花が終わったらまずは、その花の茎を花茎との境目から切り取ります。

そのままにしておくと種ができるので、種に栄養が行く分、球根に栄養が残りません。

 

すべての花が終わったら、球根に水を掛けないように慎重に水を掛けながら、球根に栄養を与えて太らせていく必要があります。

花茎を切ってしまうことも特に問題ありませんが、花茎が枯れるまで置いておくと、茎の栄養が球根に行きますので、そのままにしておきます。

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全ての花が終わったら葉を育てましょう。

葉を切り取る必要はありません。

葉もまた、球根に栄養を与える大事なものです。緩行性化成肥料を与えて、また、リン、カリの多い液肥を与えましょう。

枯れたものは取り除いて良いですが、残りは切らずにそのままにしておきましょう。

葉は増えるほど良いです。花が終わったらまずは葉をしっかり育てましょう。

 

秋口になると少しずつ水を減らして、11月までには完全に給水を停止します。

アマリリスは気温が10度になると休眠します。

そのままに雨のかからない日の当たる場所に置いておくと良いでしょう。日陰になると凍りつく可能性があります。

また、寒冷地では、葉から凍りついて球根を痛めてしまいますので、葉を切り落とすことをお勧めします。

 

休眠させるために球根を掘り上げることもあります。

プランターや鉢植えであればそのまま水をやらずに霜などにやられないところに置いてあげれば十分です。

しかし、じかに植えている場合は、掘り上げてあげて、霜にやられないように乾燥させ、おがくずや籾殻、バーミュキュライトなどで包んで箱の中で休眠させてください。

 

まとめ

アマリリスは、花が終わったから終わりではなく、そこから来年の準備に入ります。

よく肥料を与えて葉を育て、気温が10度以下になると水を与えないで休眠させる必要があります。

葉などから凍りついて球根が傷んでしまうのを防ぐ必要があるのです。

手間かもしれませんが、ちょっとひと手間かけることで、来年、再来年と花を楽しむことができるのです。