観賞植物として人気が高いポインセチア。メキシコ原産の植物で赤と緑の葉の組み合わせからクリスマスフラワーとも呼ばれています。一般のご家庭においては鉢植えで生育を楽しむ方が多いのですが、手入れはどのようにおこなえばよいのでしょう。

ここでは、ポインセチアの季節ごとの手入れ、特に夏と春の手入れをテーマにみていきましょう。

ポインセチア 鉢植え 手入れ

 【ポインセチアの鉢植えの土や手入れについて】

ポインセチアの苗植えや植え替えなどの鉢植えは3月~5月におこなうため、花鉢や土を用意します。花鉢は苗や株に対して一回り大きなものが適当でしょう。鉢植えに使用する土は、市販している観葉植物用の培養土でも問題ありませんが、ポインセチア専用の土を用意してみてはいかがでしょうか。

 

土の作り方は、赤玉土(中粒)5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2の割合で混ぜた土に、緩効性化成肥料を加えて1週間ほど馴染ませたら完成です。

 

鉢植え後の手入れとして十分に水を与えましょう。ポインセチアは寒さに弱い植物ですが、乾燥も弱点となる繊細さをあわせ持ちます。

スポンサードリンク

【夏のポインセチアの手入れは追肥と挿し木】

5月~7月にかけての夏の手入れとして、肥料の追加と挿し木が挙げられます。水やりだけでは栄養がたりませんから、追肥として液体肥料を薄めたものを1ヶ月に1回のペースで与えます。

 

この夏の時期、植え替えたポインセチアは新しい新芽を発芽するため、挿し木によりポインセチアの数を増やすことが可能です。新芽の生えた枝を5~10センチメートルほどの長さで切り、根が生えだした時点で花鉢に植え替えます。

 

必ず挿し木をおこなう必要はありませんが、ポインセチアの数を増やすことに加えて、切ることによりポインセチアの形を整える手入れとしての効果はあるといえるでしょう

 

【剪定・春のポインセチアに欠かせない手入れ】

春におこなうポインセチアの植え替えと同時におこなう手入れが剪定です。剪定というとむずかしい手入れのイメージがありますが、ポインセチア全体の半分ほどをカットするだけでの簡単なものです。

 

株元から約10~15センチメートルまで、葉を残さずすべて切り落とします。1年に1回、春に剪定をおこなうだけで、ポインセチアの生育が大きく変わります。

【まとめ】

ここまで、夏と春のポインセチアの鉢植えと手入れについてみてきました。春におこなう鉢植えにとって、花鉢や土の用意はその後の生育に関わる重要なポイントです。土作りなども、こだわって自分でチャレンジしたいものですね。また、植物のなかには手入れをおこなわず自然に任せるスタイルもありますが、ポインセチアは観賞植物ですから、惜しまずに手入れをしてあげましょう。