クロサンドラは、光沢のある濃い緑色の葉っぱにオレンジ色や黄色のひらひらとした蝶々のような花を咲かせる、園芸でも鉢植えなどで人気のある植物です。

植物を育てるうえで、その植物にどのような特徴があるのか知っておくことはとても大切なことです。

 

今回は、クロサンドラとはいったいどのような植物なのかをお教えしましょう。

クロサンドラ 種類

【クロサンドラは植物学的にどんな種類の植物なの?】

クロサンドラは、アフリカやインド・マダガスカルなどが原産の熱帯性植物で、暑さや乾燥に強く寒さに弱い毎年育つ多年草植物です。草丈が30~50㎝ほどの低木で、葉っぱはハイビスカスの葉のようなつやつやとした光沢がある常緑性です。

 

葉っぱの付け根から花茎を伸ばして、花茎の先端にいくつも重なり合った花序を付けるのが特徴的で、オレンジ色や黄色の花を穂のように咲かせます。

花は5~10月と咲いている時期が長く、また温室内などで10℃以上の温度が保たれていれば季節に関係なく年中花を咲かせます。

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【クロサンドラは一年草じゃないの?】

本来クロサンドラは多年草なのですが、寒さにとても弱く8℃以下になるとすぐに枯れてしまいます。

日本では庭で育てる場合はもちろん、鉢植えで室内で育てていても冬中ずっと8℃以上を保つことは難しいと思います。

ですから、日本では花壇に植えた場合、一年草として扱われてしまう事が多いのです。

 

ですから、クロサンドラを越冬させる場合は鉢植えにして、室内の8℃以下にならない日当たりの良い場所で管理します。本来は多年草の植物なので、15℃以上が保たれる環境で育てれば、冬でも花を咲かせることがあります。

【まとめ】

クロサンドラは、初夏から秋にかけて長く花を楽しませてくれる多年草の植物です。

 

しかし、インドやマダガスカルが原産の熱帯性植物なので、寒さにとても弱くて冬を越すことが難しく、日本では一年草として扱われてしまうことが多いお花です。クロサンドラは8℃以下で枯れてしまうので、冬は室内の8℃以下にならない場所で管理すると良いでしょう。また、15℃以上が保たれる環境で育てれば冬でも花を咲かせることがあるので、本来育ってきた環境を整えてあげて、年中お花を楽しむこともおすすめです!