百日草は種類によって色々な用途に使える花ですので、毎年育てたいと思われる方も多いのではないでしょうか?しかも沢山の花が次々に咲きますので、種を採っておけば次の年に種や苗を買う必要がないですよね。百日草の種の採集は簡単なのでしょうか?その方法や注意点などをご紹介します。

百日草 種 採取

百日草の種の採取方法は!?

百日草の種は、だいたい5~6mmから1cmくらいと比較的大きめですが、とても薄くて軽いのが特徴です。百日草はキク科の花ですので、舌状花といわれる外側の大きな花びらと筒状花という内側の小さな花が集まっている構造をしており、主に舌下花の根元に種がついていることが多いそうです。種の採取方法としては、完全に枯れた花を乾燥させておき、それをもみ崩して取り出すのが一般的でしょう。種は白っぽい茶色から段々熟していくと黒くなりますので、そこまで待って採取するのがよさそうです。ただし、枯れた花をあまり長い間放置しておくと、肝心の種が地面に落ちてしまうかもしれませんし、栄養分が他の新芽に十分いきわたらない原因にもなりますので、タイミングをみて種の色が濃くなってきたら切り取っておくといいでしょう。

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種によっても中身が充実しているものは多少重みがあり発芽もしやすいですので、種の段階で選別しておくといいですね。通気性のある紙などにつつみ、常温か冷蔵庫にいれるなどして保存しておきましょう。自家採取で考えられる不利な面としては、色々な色を一か所に植えている場合、自然交配によって徐々に花びらの重ねが薄くなったり色合いが鮮明でなくなる可能性があることが挙げられます。色合いや八重咲きにこだわりたい場合は、購入した種を使うほうがいいかもしれません。

まとめ

開花時期が長い花ですので、タイミングを見て花を摘み取って乾燥させておけば何度も種が採取できそうですね。種は成熟した状態でないと発芽しにくいので、黒くなるのを待ってから採取することをおすすめします。また、花壇などで色々な種類を植えている場合、自然交配によって次の世代に咲く花の様子が変化する可能性もあります。どのような花壇を作りたいか、どんな用途に使いたいかにより、採取した種を使うか購入するかなど、栽培方法を選ぶといいですね。