百日草を栽培する中で、大切なお手入れの一つとなるのが切り戻しでしょう。開花時期が春から秋までと長い植物に対して有効な方法といわれ、特に暑い夏の間に効果を発揮します。花が咲いている茎の部分を短く切ることにより、水分や養分がいきわたりやすくなるため、次に生えてくる脇芽がよく育って再びたくさんの花を咲かせてくれることになるということです。秋になっても色鮮やかな花を楽しむためにぜひ試してみたいですね。この切り戻し、適した時期やより効果のあるやり方はあるのでしょうか?

百日草 切り戻し 時期

百日草の切り戻し時期は!?

切り戻しが開花時期の長い草花に対して有効というのには理由があります。それは、切り戻しをした後20~30日は花が咲かなくなるためなのです。また、切り戻しを行うのは8月くらいまでがいいでしょう。梅雨の時期や暑さの厳しい夏の間に行うことで、株自体の風通しもよくなりますので、秋に入っても元気な花を咲かせてくれることにつながるのですね。この切り戻しを開花時期後半の秋以降に行うと、再び咲き始める時期に開花に必要な温度に達しないことになるかもしれませんので、タイミングをよく考えて計画的に行うようにするのがいいですね。

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なお、切り戻しのやり方ですが、全体の丈の半分から三分の一くらいまで思い切って剪定するのが一般的なようです。新しい花を咲かせる脇芽は葉の脇の部分から生えてくるのですが、花の真下にある脇ではなくその下以降の脇からになります。そのため剪定する位置は、花とその真下にある葉のさらに下の葉からになるでしょう。真夏の暑さによるダメージを軽減させるためにも、この時期の切り戻しは大きな意味をもつものなのですね。

まとめ

真夏の暑い時期に茎を短く剪定してしまうことで少し休ませ、少し涼しくなる秋に再び元気な花を咲かせる効果があるのですね。一ヶ月程度花が咲かない時期ができてしまいますが、最後まで色鮮やかで元気な花を咲かせるためには、切り戻しが必要なことがわかります。百日草に与える水分や養分を有効にいきわたらせ、長い間元気で美しい花を楽しみたいものですね。