みなさんが良く知るアネモネと言えば一重咲きのものが多いかと思います。もしかしたらアネモネの品種に「一重咲き」や「八重咲き」「吹き詰め咲き(万重咲き)」と種類があることも知らない方が多いかもしれません。では今回はその中でも八重咲きに注目してみましょう。

アネモネ 八重 品種

アネモネの八重咲き、どんな品種があるの?

 八重咲きでまず注目したいのが世界初の完全な八重咲き品種と謳われる近年登場した「凜々花」です。大輪でゴージャスさがあり色も面白いことに単色の青・白・緑・ピンクに加えて赤と白やピンクと緑、青と白、ピンクと白といったバイカラーも登場しています。

 また同じく大輪の八重咲きと言えば「アネモネ・セントブリジット」という19世紀にアイルランドで作られた品種もあります。その名はアイルランドの守護聖人にちなんで付けられており、ニューフェイスの凜々花とは対照的に歴史を感じさせるアネモネです。

 そしてセントブリッジと同じく八重咲きでスパイダー咲きと言われるような咲き方をする「モナーク」も代表格の品種です。花の色にバリエーションもありとても鮮やかです。こちらは主に鉢植えや花壇などで楽しめるガーデニング用として人気を誇っています。

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 そして今回の最後にご紹介したいのが「ポルトダブル」という品種です。こちらは一重咲きのポルトを八重咲きに品種改良したもので、一重咲きのポルトのように草丈が低くコンパクトで花上がりの良さに加え、八重咲きならではのゴージャスな印象を与えてくれるので一輪挿しにもオススメしたいとても存在感のある品種です。ご自宅で育てる場合も可愛い見た目と耐寒性が強くとても育てやすい点もオススメです。

 【まとめ】

 アネモネは西アジアや地中海沿岸の地域を中心に約120種類もの自生種があると言われています。それらに加え数多くの園芸品種も作られてきました。そんなわけなのでアネモネの一重咲きでも色々な品種がありますが、さらにまたインパクトのある八重咲きにも今回ご紹介したように様々な品種があります。ですからきっと今後も新種が現れていくことでしょう。数ある花たちの中アネモネ1つをとっても新しい出会いに満ちている花と言っても過言ではないですね。