書いて字の若く椿はまさに春の訪れを知らせてくれる日本の代表的な常緑樹木です。常緑樹木とは、年間を通して葉っぱをつける木のことです。椿は日本原産の植物で「カメリアジャポニカ」という学名があり、日本原産の植物として知られています。日本で、この椿を知らないという人は少ないと思われるほど一般家庭の庭や公園など、日本を代表する場所で咲く伝統的な花です。椿は「首からポトリと落ちる不吉な花」言われるのは有名な話ですがこれは、江戸時代に春先に咲く美しい花を独占したいという武家が、一般諸民に栽培させないようにするために広めた噂だったと言われています。その名残として名古屋城などの城内や名園には多くの椿があります。椿はツバキ科ツバキ属の常緑高木で濃い緑色の葉っぱをつけます。日本原産の椿は暑さ・寒さに強く、北は青森から南は九州地方まで自生しています。また、椿は園芸品種がとても多く、花の色もバリエーション豊かです。品種により、咲く時期が違うものもあり、年間を通じて楽しめる花です。日向・日陰でもしっかり育つ椿は庭木や鉢植えとしてでも育てやすい花といえます。では、室内で育てるには、どうすれば良いのでしょうか。
室内での椿の育て方とは⁉
室内で、椿を育てるとなると、鉢植えで育てるということになります。鉢植えでの育て方のコツとしては、鉢植えをすると鉢の中は温度が上がりやすくなります。なので、夏などの気温が暑くなる季節は特に注意が必要になってきます。暑いため、土が乾燥しやすくなるので乾燥しないように、夕方頃に充分にお水をあげるようにします。
寒い冬でも乾燥しやすくなるような場所では、冬でも乾燥させないことが大切です。場所を選ばず栽培できる椿は育てやすい花ではありますが、乾いた冷たい風に当たると、蕾が落ちてしまったり枯れる原因となります。寒い冬はそのような条件を避けて育ちやすい場所を選んで鉢を置いて栽培するようにします。
【まとめ】
椿は樹木であるにもかかわらず、どのような場所でも比較的、育てやすい花で、鉢植えなどで小さく育てることもできます。このため、室内で栽培するのにも適しています。ただ、屋外で、栽培するときと同様に、害虫対策も必要になってきます。ですが、椿はたくさんの花を付け、また、香りも良いため、室内で育てると、日々の癒しにつながります。