カトレアなどのラン科の植物は、温度管理や水やりを間違えると根腐れをおこしてしまいます。根腐れをおこすと、葉やバルブがしなびてきてやがて枯れてしまいます。新芽が出ていても育たない、ポロッと取れてしまうと言った場合も根腐れが原因の事が多いです。

根腐れをおこした株は植え替えが必要になりますので、植え替え方法をご紹介しますね。

カトレアの根腐れ 植え替えのやり方

カトレア 根腐れ 植え替え

カトレアの根腐れで株が弱っている場合の植え替え方法です。カトレアも多くの品種があり、それぞれで栽培方法が微妙に変わって来ますので、ここでは一般的な植え替え方法をご紹介します。

まず素焼きの鉢と新しい水苔を用意してください。水苔にはランクがあります。出来ればAA~AAAランクのものをおすすめします。(栽培地域や環境によっては水苔よりバークやコルクが適している場合があります)

<植え替え方法>

➀新しい水苔を濡らして絞っておきます。

➁腐っている根は全て切り取り、古い植え込み材も取り除きます。根腐れをおこしていない根を傷つけないよう作業しましょう。

➂新しい水苔を根の周りに巻き付けていきます。ある程度巻いたら、鉢に戻します。

➃隙間を水苔で埋めていきます。固さは株を持った時に鉢から抜けないくらいが目安です。

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また鉢の上までびっしり詰め込まず、ウォータースペースは必ず確保してください。

以上で植え替えが終わります。管理のコツですが、根腐れをおこす主な原因に水の与えすぎと肥料の与えすぎがあります。置き場所は、直射日光を避けた日向で管理します。

植え替え後、たっぷりと水を与えたら1週間くらいは水をあげず様子を見るようにしてください。水をあげすぎてはまた根腐れをおこしてしまいますので気をつけましょう。

植え替えて1~2週間後、水苔がしっかり乾いていたら水やりしてください。水不足も株を弱らせてしまう原因になるので、育てている株をよく観察する事が大切かと思います。

まとめ

カトレアの根腐れによる植え替え方法をご紹介しました。カトレアに限らず、植物を育てている時についやってしまうのが水をあげすぎる事なんですよね。表面が乾いていても、鉢の中が蒸れていたら根腐れをおこす原因になってしまいますから、見極めが難しいです。

植え込み材を変えてみたり、水苔の固さを調節してみたりと研究している方もいらっしゃるようですよ。水やりだけではなく、温度管理も必要になってきますから、育てている地域の気候などによっても育て方のポイントが変わってくるのかなと思います。

まずは、植え替えをしてよく観察してみてください。カトレアは意外と丈夫な植物と言われているので元気になる事を願いましょう。