グズマニアは、木々に着生して自生する着生植物です。通常の植物のように根っこを株分けして増やす方法では増やせません。グズマニアの株は、一度花を咲かせるともう二度と花を咲かすことがないので、グズマニアを増やすには、親株から子株を切り離して増やします。

では、親株と子株とはどう違うのでしょうか。そこで、グズマニアの親株と子株について詳しくご紹介します。

グズマニア 親株 子株

【グズマニアの親株と子株にどう違いがあるの?】

植物でよく耳にする「親株」は、例えば、挿し木をしたり挿し芽をしたり、株分けしたりするときに、増やす「元」になる植物の株のことを親株といいます。グズマニアも同じく、グズマニアの親株は、子株の元になる株のことを指していて、子株は、この親株から芽を出す株のことを指します。

つまり、母体として存在する親株から新たに芽を出すのが「子株」です。親株から咲いたグズマニアの花は、一度花を咲かせてしまうともう二度と花を咲かすことはありません。次の年のために親株を育てても花を咲かすことができないのです。その代わり、親株から芽を出す子株を切り離して育てていく方法で株分けして増やしていきます。親株となったグズマニアは、5月から10月頃までが成長期で鮮やかな花を咲かせてくれます。この花を咲かす時期が終わった後の親株は、どんどん花の色があせていきいずれ枯れていくようになります。

グズマニアの子株は、この枯れていく過程の中で芽を出します。グズマニアの株分けをするのは、このタイミングで行います。親株が枯れていき子株の葉っぱが10枚以上つくようになったら、子株を親株から切り離して別の鉢植えで育てていきます。

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もしくは、親株を切ってそのままの鉢植えで子株を育てていきます。そうすると、2ヶ月も経過すると植えた子株から根が出てきます。親株と子株は育て方には違いはなく、親株は花を終えると同時に子株へと花の命をつないでいくサイクルで育っていくわけです。鉢植えに株分けされた子株は、約3年から4年ほどかけて花が咲くまでに生長していきます。

 

また、グズマニアの子株は、そのまま切り取って土に植えると根が腐ってしまいます。グズマニアの子株の植え替え方法は、切り取った根元に、湿った水苔をあてて巻いて輪ゴムで止め、このままの状態で鉢植えに植えます。グズマニアの親株の方は、花も終わって子株も誕生させたのでもう自分の役目は終わりとなります。

まとめ

いかがでしたか。親株は、子株の元になる株で、子株はその親株から誕生する株なんですね。

では、もう一度、グズマニアの親株と子株についてまとめました。

・親株は、株分けしたりするときの元となる植物の株のこと

・子株は、母体として存在する親株から新たに芽を出す株のこと

・グズマニアの親株は、花後に色があせていきいずれ枯れていく

・子株は、親株が枯れていく中で芽を出す株

親株は、花を咲かせて枯れていくだけですが、しっかり役目を子株に譲るところから、グズマニアの花言葉の「あなたは完璧」という意味にしっかりつながりますよね。