植物のカンナは、適した管理下であれば種からでも十分花を咲かせることができます。カンナ自体は、他の花と違って育て方は難しくなく鮮やかな花を咲かせるまでこぎつけます。ただし、種を育てる環境によっては発芽しないことがあります。

そこで、カンナの種が発芽しない原因と対処方法について詳しくご紹介します。

 

カンナの種が発芽しない原因は何?発芽の適温と対処方法とは?

カンナ 種 発芽

カンナの育て方の基本は、カンナが大好きな太陽をしっかり浴びさせること。そして、乾燥させずに、土が乾いてきたら適切に水やりを行い、水を切らさないことが育て方のコツです。では、カンナの種を撒いたのに発芽しないとしたら、原因はどこにあるのでしょうか。

一般的に植物の種が発芽しないのは、発芽になるまでの条件が揃っていないことが原因になることが多いです。種は、水分や温度などの条件が揃って発芽が促されます。このような種の特徴から、カンナが発芽しない具体的な原因として、発芽を促す条件となる温度が適温ではなかったことが考えられます。

カンナの種は、殻が固いことが特徴で、そもそも発芽率があまり良くないです。さらに、カンナは、熱帯育ちで高温を好んで生育する花です。その為、あまり低い気温の中でカンナの種を撒いてしまうと、発芽しない原因になります。この場合の対処は、気温が暖かくなってから、種を撒くことで発芽率を高められます。

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本来、カンナの発芽の適温は、20℃~25℃です。カンナの発芽を促すには、これぐらいの高い温度が必要です。太陽が当たっていても20℃を下回るうちは、種を撒く時期としては早過ぎるかもしれません。カンナの種の発芽を早める方法は、よく日の当たる場所で管理し、温度を高くなるように工夫することです。

暖かい気温ならカンナの生長が促されて発芽が早まります。これは、球根から育てる場合でも同じです。球根から育てる場合は、発芽を促すためにビニールを使って球根の上に囲いを作り、そこによく日を当てればビニール内で地温が高くなって発芽が早く促されます。

発芽したら、ビニールに蒸気抜きの穴を空けておけばOKです。ちなみに、植物の種のパッケージには、発芽の成功率が表示されています。この数字が高ければ高いほど、発芽の確率も高いことになります。発芽率は、植物の種類によっても違います。発芽を失敗させないようにするには、数値の高い品種を選べばいいようになっています。

 

まとめ

カンナが発芽しない場合は、あきらめずに気温を上げることを心がけてみてください。カンナは、高温で元気に咲く花なので、気温が上がれば発芽が自然と促されます。では、カンナの種の発芽についてもう一度おさらいしておきましょう。

・発芽しないのは、発芽を促す条件となる温度が適温ではなかったことが考えられる

・カンナの発芽の適温は、20℃~25℃

・発芽を早める方法は、よく日の当たる場所で温度を高くするようにする

・球根の場合は、ビニールで囲いをして温度を上げる

 

カンナは、神経質な花ではないので気温と水やりを行えば、あとは花が咲くのを待つだけです。