アネモネは種類によってカラーや咲き方が違います。慣れていないとアネモネの品種の違いを区別するのも簡単ではありません。しかしアネモネには他にも似ている花があります。一緒に並んでいるときれいなのですが、何の花かわからなくなって混乱します。

今回はアネモネに似ている、ランキュラスやガーベラと比較してその違いを説明します。

ランキュラス アネモネ 違い

【ランキュラスとアネモネの違いは何?】

アネモネはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、地中海沿岸地方が原産のお花です。冬の寒さに強く、反対に高温多湿に弱い特徴があります。秋の終わりに植え付けをすると、春にはきれいなお花を咲かせます。花の色は複数あり複数混ざっているものや、咲き方が八重や万重の花もあります。お世話が簡単で、これからガーデニングを始める人におすすめしたいお花です。

 

ランキュラスは「ハナキンポウゲ」と呼ばれ、キンポウゲ科キンポウゲ属の半耐寒性の多年草です。キンポウゲ科の植物は種類が多数ありますが、ランキュラスはその中でも地中海沿岸に生息している品種を改良して作られました。ピンクや黄色の明るい色の花が特徴です。

 

アネモネとランキュラスの花は、見た目がとても似ています。この二つの違いはどこにあるのでしょうか?

花がよく似ているこの2種ですが、ガクの位置が違います。花弁のすぐ下にガクがくっついているのがランキュラスで、離れているのがアネモネです。

アネモネの鮮やかな赤やピンクの花びらは、実は花弁ではありません。これがアネモネのガクなのです。中心部がアネモネの本当の花で、ちょっと離れたところにあるガクのようなものは葉っぱです。

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【アネモネとガーベラの違いは何?】

ガーベラはキク科ガーベラ属の多年草です。熱帯アジアやアフリカなどの温帯な地域に分布し、赤・ピンク・オレンジなど色が豊富でアレンジメントとして人気があります。花弁は一重・半八重・八重の形状があり、アネモネに似ています。

 

ガーベラもアネモネと似ている品種がありますが、ガーベラもピンクやオレンジの部分が花弁です。そして花弁のすぐ下にガクがあり、この違いがわかると見分けがつきます。

【まとめ】

アネモネ・ランキュラス・ガーベラの違いを紹介しました。

それぞれ似た色合いや八重のような共通の咲き方で区別がつきにくいような気がします。しかしアネモネの花には花弁が無いことがわかれば、ガクの位置などに違いがあり簡単に別する事ができます。