アネモネはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。2月から5月頃に花を咲かせます。花の色も多彩で、赤、白、青、ピンク、黄、紫などがあり目を楽しませてくれます。アネモネは球根の花の中でも長期間花が咲くので、切り花、鉢植え、ガーデニングなどにも人気です。アネモネは夏に弱く、夏になると枯れてしまいますが、寒さに強く寒い地域でも育てることができます。初心者でも育てやすい花といわれています。ではどのように育てていくと綺麗な花を咲かせてくれるのでしょう。初心者でも簡単! 育て方の基本をご紹介しましょう。

アネモネ 育て方 初心者

アネモネの育て方! 初心者編!

アネモネの育て方には球根、苗、種からの3種類の方法があります。一般的なのは球根から育てる方法です。球根の植え付けは、長雨のシーズンが終わり、地温も下がる10月頃が適しています。まだ気温の高い9月に植えると、球根が腐りやすく、発芽率も悪くなります。球根は乾燥したまま植え付けず、湿ったティッシュで包んで、冷蔵庫で1週間ほど保管しておくとよいそうです。次はいよいよ植え付けです。場所は日当たり風通しのよい場所を選びましょう。酸性の土壌を嫌うので、石灰をまいてよく耕しておきます。アネモネは、水はけの良い土を好みます。初心者は市販の草花用培養土を使うと便利です。庭植えでは、球根は5㎝くらいの深さに埋めます。ここで注意です。アネモネの球根の形はとてもユニークですが、尖った方を下、平らな方を上にして植えます。複数植える時は15㎝以上の間隔があるといいですね。鉢植えの場合、球根は深さ1~2㎝くらい、浅めに埋めるとよいそうです。

最初は土を湿らせておきましょう。その後は土の表面が乾き次第、たっぷりと水をやります。あまり水をあげすぎると、腐ってしまいますので注意です。アネモネは、5℃以下の冬の寒さにさらされることで春の季節を感じ、芽を出します。そのため冬の寒い時期でも1ヶ月くらいは、日当たりと風通しのよい屋外に出しておきましょう。12月以降になったら室内に取り入れます。

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肥料も10月から3月の間は、2週間に1度くらい液体肥料を与えると良いでしょう。

2月下旬になると土に中では根の活動が活発になってきます。そして3月から5月頃までは、鮮やかな花を咲かせてくれます。4月が最盛期ですが、花は連続で開花しますので、枯れた花や葉はその都度取り除き、風通しよくしておきます。日光不足や通風不足になると灰色かび病やうどんこ病などの被害を受けることもあります。

初夏になると地上部の葉が枯れてきます。休眠期に入りますので、水やりは控えましょう。

葉が黄色くなってきたら、土の中から球根を取り出し、日陰で乾燥させてください。通気性の良い網袋などに入れ、雨や直射日光の当たらないところに吊るして秋まで管理するとよいでしょう。

【まとめ】

アネモネの育て方はポイントさえ押さえておけば難易度も低く、長く花を楽しむことができるようです。アネモネの球根は乾燥したまま植えない、水はたっぷりとあたえる、枯れた花や葉はきれいに取り除き、風通し良くしておくなど、少しの手間はかかりますが、その分、花も綺麗に咲いてくれるでしょう。