地中海沿岸地域原産のアネモネは、日本には明治時代の初期に入って来ました。当初から寒さに強く世話がしやすい花でしたが、園芸用に寒さや病気に強く品種改良されているため初心者でも安心して育てられます。春に開花すると小型で鮮やかな赤や紫の花や、淡い色の八重咲きなど様々なタイプを楽しめます。

種類豊富なアネモネですが、ここではパボニナをピックアップしてアネモネの育て方を紹介します。

アネモネ パボニナ 育て方

【アネモネパボニナの特徴と育て方とは?】

アネモネは寒い時期に植え付けする植物の中でも、寒さに強く育てやすいタイプの花です。そしてアネモネの中でもさらに暑さと寒さに強い品種がパボニナです。パボニナは白やサーモンピンクが人気で、淡い色が清楚な雰囲気を醸し出します。品種改良されてできた種類も多数ありますが、パボニナはアネモネの原種でありほとんど手が加えられていません。

 

アネモネパボニナは他の品種と同じく、気温と地温が低くなった10月下旬から11月上旬頃から植え付けを始めます。地温が下がらないうちに植え付けすると発芽しなくなるので、慌てずにちょうど良い気候になるのを待ちましょう。

植え付けの場所は庭植えなら日当たりと風通しが良く、水はけの良い場所を選んでください。鉢植えの場合でも戸外の日当たりと風通しの良い場所を選んで鉢を設置します。

球根は尖った方を下にして、土の表面から5cm程の深さに植えます。水やりは土が乾いた頃に行いましょう。開花後は次々と順番に花が咲き、それぞれ違うカラーが楽しめます。球根の時に何色が咲くのかわからないので、咲いてからそのカラーを楽しむ事もアネモネを育てる楽しみの一つです。

夏が過ぎて花が全部咲き終り、葉がしおれて来たら球根を掘り起こしましょう。

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アネモネは多年草なので、球根をまた植え付けると翌年も花を咲かせます。そして暑さ寒さに強いパボニナは、球根を掘り起こさなくても翌年にきれいな花を咲かせます。そして同じ球根から繰り返し花を咲かせるとわかりますが、パボニナは咲く回数が増えると花弁の数が増える特徴があります。

【まとめ】

アネモネパボニナは清楚なイメージの品種です。寒さ暑さに強いので、初めてアネモネを育てる人や花を育てた経験が無い人でも、きれいに花を咲かせられます。そして年々花弁の枚数が増えて行くのを確認することも、育てる楽しみの一つです。